茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

アルミホイールコーティング施工

アルミホイールコーティングとは

自動車のボディコーティング同様、アルミホイール(以下「AW」と称する)にガラス被膜でコーティングを施します。

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車両の足元のAWは常に路面と接している(正しくはタイヤが接地面)、走行中の汚れ、ブレーキダスト、又はブレーキからの熱など、過酷な環境に曝されています。

汚れ防止、美観の観点から考えればボディ以上に気を付けなければいけません。この事からお手入れのし易さや汚れ防止にコーティングしてしまおうという訳です。
コーティングの種ですが一般的(専門的)にはボディコーティングの流用ではなく、ホイール専用に処方された耐熱、強度に優れた専用品を使用します。

以下に施工法や実際の作業を少し書いてみます。

 

 施工方法など

多くは液剤をスポンジで塗布してクロスで拭いてというのが多いかと思います。当店でも通常の施工法(施工種により)はこの方式です。

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手塗り用のスポンジ

コーティングの種類によっては液剤をスプレーガンで吹きつけるタイプもあります。多少の専用機材や知識等が必要となり、コーティングをはじめとするディティーリングを専門に行う所での施工店扱いとなります。

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ガンによる吹き付けコーティング

手塗り、ガン吹きつけのそれぞれのメリット・デメリットなどは最後にまとめます。

 

実際の施工、下準備

AWコーティングキャンペーン(2019.3.23~3.31リニューアルキャンペーン終了)中に申し込み、施工を多くいただきました。

さて、実際にお預かりしたAWを見てみましょう♪

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RAYS

こちらのお客様は新品 の持ち込みです!

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18インチホイール

タイヤを組み込む前に持ち込まれました。
AWコーティングの施工タイミングとしては新品時や新車時が最も適しています。

次に中古品ですがやはりタイヤを組む前に持ち込まれた純正ホイール。

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純正18インチホイール

最初の社外ホイールのレイズ製は新品ですので一連の流れにより作業させていただきました。施工の流れは中古品の純正ホイールでご紹介を致します。

新品は未使用という事で大きな汚れ等はありません。しかし一度使用したり、車両に取り付け後の走行後ではコーティングを施すためには十分な洗浄等にて下地を作る事となります。

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洗浄中

ホイール裏側も施工(裏側は別途料金)する御注文でしたので脱脂を含めた特殊溶剤を数種類使用。
ブレーキダストの固着、足回りからのグリス付着などケースbyケースですが可能な限り洗浄します。この様にしっかりした洗浄や裏側までのコーティングはホイール単品(タイヤを組んでいても可)の方が良いですね。車両に付いている状態では裏側施工は不可能となります。

ご注意!状態が悪い場合、汚れが酷い場合は別途洗浄代が発生致します(要相談)

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洗浄後

研磨に関してですが(傷があったり状態が悪かったり)基本的に行いません。
がしかし、AWの素材、塗装の種類、該当場所がミニポリッシャーが届く場合、その他諸条件により研磨は可能です。その都度御相談を承りますが限度と限界がありますので御理解下さい。

 

実際の施工、コーティング法

今回、スプレーガン工法を行いました。
無機質のガラス被膜コーティングを塗布します。

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スプレーガン

当店では塗装はヘッドライトリペアで行っております。これにはクリヤ塗料を吹くためにガンやノズル口径を最適な物を使用。そしてコーティング施工には別の物を使用しております。
マメ知識としては塗装と違いコーティング剤や消臭剤などの液を吹き付けする為に最適なのは如何に微細な噴霧を出来るかになります。スプレーガンだったら何でも良い訳ではありません。コンパクト軽量なボディ、エアホースとの接続部にはフレキシブルな仕様です。自動車ボディとは違い比較的小面積と細部を塗る為に取り回しの良いガンタイプです。塗料カップもミニタイプですね、カップが大きいと吹き付け時にホイールに接触の恐れもあります。

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ガンにて塗布

薄く数回に分け塗り重ねていきます。

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形状が複雑になれば、更に細かく吹いていきます。
裏側も可能な限りコーティング。

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裏側へのコーティング


施工後はヒーターで強制乾燥します。

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強制乾燥させているとはいえ数時間は水に当てない、走行、使用も控る事となります。
そして完成です!!

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まとめ

手塗りとスプレー吹き付けではそれぞれメリット・デメリットがあります。
※コーティング剤がどちらも同じ物を使用するとして。(同等品を含)

【手塗り(スポンジ塗布)】
メリットは数回の塗布拭き上げによりガラス被膜の厚みを期待できる。
デメリットはホイールデザインの複雑化など手(スポンジ)が入らない部位は施工できない。

【スプレーガン塗布】
メリットは細部までのコーティングが見込める。細かい霧状のコーティング剤が隙間の様な部位にも入り込む。
デメリットは同じ条件で手塗りと比較するとコーティング膜厚が僅かに薄くなる。

一般的にガン吹きより手塗りの方が膜厚を見込めるという事になります。しかしながら、数ミクロンの世界ですから体感的、性能的に違いを感じるものではないかもしれません。
また、施工の確実性を履行する為に数回の塗り重ねを行います。ただ限度もあり拭き上げ、拭き取りが出来ない部分に斑などの発生に注意しなければなりません。

どちらが良いか?というのもあれば、最も肝心なのはAWのタイプにより施工の向き不向きもあります。当店ではAWのデザイン(シンプルなのか複雑なタイプなのか)や塗装(クリヤ有無も含)タイプなのか?総合的に判断と御相談をさせていただいています。
※AWの状態が良くない場合(汚れや劣化)など施工に不適当な場合は施工できない場合が御座います。

ボディと同様にコーティングをしたから完璧に汚れなどから守れるという訳ではありません。お車が汚れたらAWも同様に細部まで洗って下さい。コーティングはお手入れの補助になってくれる事と思います。

 

当店ではAWコーティングを数種類御用意しております(常時4~6種)

参考までにこちらのAWコーティングも人気施工商品です!施工実績多数!

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「ECHELON for Wheel」エシュロンブランドのAWコーティングです。
ボディコーティングとセットでご注文される方が多くいらっしゃいます。

また、ボディコーティング、ボディ磨きと同時施工御注文によりお見積りしていただければ値引にも有利ですので是非御検討下さい。

AWに限らずヘッドライトリペアや他施工も、複数施工でお見積り時には値引対象となりますので御相談下さい。