新車のN-BOXにボディコーティングを承りました。納車日に御来店を頂いたのですが予約が一杯で10日程お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
ディーラー納車後からお立ち寄りいただいたのですが、あいにく予約が埋まっておりお待たせする形となってしまいました。新車時は早めにコーティング処理をした方が良いのですが御迷惑をお掛けしました。
また、当店御利用時で新車、中古車購入で納車日が先に決まっている場合、事前に御相談、御予約をして頂くとスムーズに事が運びますので宜しくお願い致します。
車両情報
2020年式の新車、ボディーカラーはNH880Mシャイニンググレーメタリック、一般的に言う濃いめのグレー、ガンメタとも表現されます。
作業内容
納車日から約10日程お待たせしてしまい、少なからず短距離でも走行しています。その辺を踏まえての洗浄等、状態チェックを行います。
下地処理(各種洗浄等)を終え最終チェックを行っていると気が付きました。
左側面異常なし、傷等も無いので状態良し。
右側面は、
クォーター周辺で何やら光が散らばっている。
驚きはしないのですが、何故ならホンダ車の新車施工で当店では濃色系では90%以上の確率でこの様な例があるからです。旧ブログで何度か書いた事がありますが、「ある意味、濃色車の標準装備」なのです(改善はされていないようです)
憶測で物を書くのはいけませんが、メーカーオプションではなくディーラーオプションとなります。事実としてはお客様に納車される状態でこういう事態となっております。また、私の経歴から幅広く各社、各関係事業者等に出入りもあった為、この販社様の車両の流れも判っています。多く語るといけないのですが以前に管理業務も経験してました。
他にもスライドドア付近でも、他と併せて3か所に不具合が見つかりました。
新車での納車前に不具合があり、研磨を施したようです。
修正します。
上記で修正という言葉を使用しましたが、正しくは途中作業になっている表面を仕上げさせて頂きました。という事になります(白いモヤモヤ消滅)
何故この様になってしまっているのでしょうか?
原因や理由は、
新車時に傷や染み等の異常が見つかり処理をしたという事は上でも書いています。
ただ作業のやり方が未熟、又は中途半端、完結されていない。もしくはこれで出来ていると思っている、これ以上は出来ない、やる必要が無い、等々、、、ならば間違いである。
具体的に今回の例から最初に何があったのか?
恐らく傷が見つかったのでしょう。傷の痕跡はありませんでした。以前施工した違う車輌ではシミの痕跡があった場合もあります。
傷がある部分をポリッシャーで磨きました。何段階磨いたのかは不明です。そして傷が目視で除去出来ました(ここで終了)⇒当店入庫で見るとギラギラに見える。
要は傷は除去出来たが、研磨時に付けた磨き傷(※1)を残しているという結果です。
※1磨き傷とは?段階的に研磨する事で研磨機により自身でも傷を付けている訳です。最終的にこの自身の傷を徐々に少なく(見えなく)する事で完結します。詳しい所は省略します。
現状、この作業者は最初から付いていた傷は除去出来たが、その代わりに磨き傷を置き忘れた様な状態にした事なのです。
当店でのこれに対応する処理方法は?
研磨傷が浅く見えるので仕上げ的研磨を一工程加える事です。
但し、注意する点はホンダ車のデリケートな塗装(※2)には他社車両とは違った研磨剤を使用します。
反対に粗く、深い研磨痕であれば最初からやり直し的研磨になるので、数工程からの内容になり新車塗膜も減少してしまいます(※3)
※2デリケート情報としてはホンダ車の塗装はクロスで拭きあげただけも傷がついたり見え易くなります。以前、トラップ粘土を全体にかけてしまって状態を悪化させたホンダ車両を請け負った事もあります。粘土使用はその後に研磨前提になりますから他の車種でも御法度です。
※3新車、経年車問わず塗膜(最上層のクリヤ)には研磨の限度があります。磨けば全て取れるではなく、除去出来ない物もありますので誤解の無い様にお願いします。
終了後に再脱脂を行いキレッキレッの表面を作ってからコーティング作業となります。
ボディコーティングと完成
特に書く事はありません。
今回、数か所に磨き跡があったのでコーティング作業中でも他に見落としが無いか?と確認が多く神経を遣いました(汗)
この後一晩寝かせて終了です。
お客様は代車は不要という事で、他にも違う車種を御相談を含め拝見しました。
他にも何か御座いましたら御利用をお願い致します。
作業のまとめとしては、
新車だが塗装上に人為的原因で不具合があり修正(研磨仕上げ)
ボディコーティングには定番人気の「エシュロン」を施工
この度は御利用ありがとうございました。