新車で購入されたシトロエンにボディコーティングを承りました。納車前から御相談頂きコーティング選択、特性、メンテナンス等を十分お話しさせていただきました。
車両情報
まず購入されたシトロエンは当店でも他にもユーザー様が居られます。ただ県内では販社様が少なく購入後のメンテナンス等は些か不便という事もあるようです。そのシトロエンの中でも個性的な車両「ベルランゴ」となります。
ボディカラーは「ESW」で淡く薄い「アクアグリーン」となります。
事前の御相談や打ち合わせ等
納車前に一度御来店され施工に際して御説明をさせて頂きました。また、不明な点、疑問な点などをお持ちの様でしたのでお話しをさせて頂きました。コーティングに際して施工業者(特に簡易系)などにより考えの違いもあります。今回、当店では建て前上で言うのではなく、一般的な日常使用でのお話として御案内を致しました。(お手入れがマメな方は毎週、または週に何度でも洗車、人により洗車が月に一度くらいの方などそれぞれです)
詳細は個別により変わってくるかと思いますが、コーティング後のお手入れ、メンテナンス施工等に車両美観維持にシビアな条件を突きつける訳でもなく肩肘張らずにお付き合い下さればと願っております。お客様が求める条件等により、車両維持に関する方法等は高度になったり頻度等も変わってきますので御了承頂きたいと思います。
そして、コーティング(何を選択しても)で全てを完璧に防御、維持出来ることは御座いません。メンテナンス等もお客様の無理のないペースで宜しいのは無いのでしょうか？それで美観維持に不満や不足を感じるのであれば、ペースを変えてみたりするのも一つの手ではないでしょうか。
納車日を事前にお知らせいただき、当店でも出来る限り早めに施工できる様に調整させていただきました。例年12月は最繁忙期になりますので、他のお客様にも調整をお願いする形となります。皆様に御協力を頂き有難う御座います。
早速、納車後に直接ご入庫していただきました。
ボディコーティング作業
事前のお見積御相談から当日にコーティングを変更されました。事前の御説明で私も長話になってしまうのですが、内容から当日までに考える時間があったというのは、お客様には良かったのではないでしょうか？ 後で後悔するよりじっくり考えて、、、もアリです。但し、御説明内容からクレーム等はお受けできませんのと、御依頼作業決定権は当然お客様となります。大変申し訳ありませんが宜しくお願い申し上げます。
基本的な洗浄等を済ませて多少修正を行います。
例えば車両お預かり時に数か所の薄傷を確認していました。
他にも擦れた様な部分があったのでスポットで修正します。
淡色のボディカラーと表面上の薄い傷で写真には映りにくいので詳細は無しです。結果としてチョッと擦れて付いた様な傷が4か所位ありました。
更に全体の脱脂を済ませボディコーティングとなります。
樹脂部専用コーティング
樹脂(素地)素材が多数付属構成されている車両、やはり御相談を頂きました。(やはりというのは比較的多い御相談だから)
単品パーツ対象部位毎に施工費用がかかってしまいますが、ここまで多いとセット価格として別途お見積り差し上げています。
塗装面ではない素材にコーティングには、メリットや意味は当然の事ですが注意点もありますので御検討、御相談時は個別に案内をしております。他にあまりにも入り込んだ複雑な形状等には施工出来ない場合もありますので御注意下さい。いわゆる一般的な簡易艶出し剤ではないからです(この辺りの詳細も個別に案内になります)
完成と注意点
各種施工に際して多目の乾燥時間を考慮してお預かり期間を設定しています。
そして完成です。
車輛移動時に屋外でも写真を撮らせていただきました。
今回の御注文ではボディコーティング、樹脂(素地)部の専用コーティングとなりました。
注意点など、他に車両メーカー(輸入車)の特性などもあります。
数点挙げてみますと、
塗装の性質・品質や仕上がり質感には国産車とは違う所があります。
例えば、
ミミの部分は気になる所というか、洗車時には気を付けないとケガをする可能性もアリ。
下地洗車時にケガはしませんでしたが、使用スポンジは引っかかり裂けました。塗料が垂れるまで塗って硬化しています。輸入車は下廻り防錆の意味や観念が違いますが、、、と受け止めます(私的に)
ついでの余談となりますが、私は以前防錆処理(輸入車メーカー標準指定採用品)を専門職として行っていましたが、国産車はこの周辺部位は空き(要は水分を抜く考え)、欧州輸入車は閉じる(侵入を防ぐ傾向)のでホールや隙間が極力少ない等の存在有無が真逆と捉えています。そもそも輸入車は各メーカーに違いがあるがロッカー・サイドシル内に最初からワックスオイル系の塗布により防錆処理されているものもあります。私的にこの車両もフロア下全般を見せていただきましたが、なるほどね💡みたいなに感じ取れました。
※簡単に言うと表現した場合です。下廻り部位は大雑把に言った場合、個別に車両メーカー、車種、部位詳細などまでは今回御説明を致しません。防錆処理には内部と外部があり各種防錆剤も使い分けます。
因みに垂れるまで塗ると・・・という訳で膜厚の計測しましたが、おおよそですが他の通常塗装パネルの10倍以上でした。サイドシルという事なので左右ありますが片側のみがこの様な状態なので仕上がりというか品質性のようにも捉えられますかね。
それからお客様に今後の注意点としてお伝えしましたが、ルーフの溝形状は一癖アリですね。
一旦溝に水分が溜まれば抜けが悪いのではないでしょうか。特に駐車時は注意する点かもしれません。
お渡し時に詳細等はお伝えして夜間のお渡しで御足労をお掛けしました。
また、同一県内とは言え遠方(約1時間半)から御利用を有難う御座いました。
