茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

マツダ アテンザ ボディ研磨コーティンング

アテンザワゴンのボディ研磨、コーティングを施工させていただきました。中古車購入後の直後に御相談から御注文となりました。

マツダ アテンザワゴン

車両状態と経緯

御相談頂いた時期が激混み状態だった為、一ヶ月以上お待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした。そして、遠方から(一時間以上)から足を運んでいただき有難う御座いました。

車輛の情報ですが一枚目の写真のバンパー部でお判りいただけると思います。鮮やかな”46V”ソウルレッドクリスタルメタリック。マイナー前後によりソウルレッド~もプレミアムとクリスタルと変化しています。少しややこしいので間違いなく確認するのであればカラーNoです。

マツダ アテンザワゴン 2018年

お客様は中古車で購入され今後の事を考え直ぐに当店へ御相談を頂きました。一旦美観のリセット、以後の保護観点などから施工をお受け致しました。

2018年登録車、一般的な使用と車両状態かと思われます、ただ上面には細かいシミなどの深度のある浸透もあるようです。

プライバシーからお住まいの、、、の情報はありませんが土浦市以南からのお客様が連続、、何故か多数御来店頂いています、県南人気状態継続中(私も不思議と理由不明な状態です)

 

入庫から洗浄

各種洗浄に入ります。

入庫時

事前見積もりと現状確認を行っていますが、洗浄をしながら何か気が付く事もあります。新たに見つかる問題点や対処に作業進行や工程に変更が生じる事もあります。

高圧洗浄

ラジエターグリル洗浄

各専用洗剤を使用、また塗面のスケールなどもこの時点で除去しておきます。
この作業で次作業の研磨量にも大きく差が出る事もあります。
判り易く言うと溶剤使用の作業で落とせるものは落としておく。その事により研磨負担が減り=塗膜減少を抑えられる、となります。

反応中

反応中

処理後の塗面上

まず最初にお断りしておきますが、特殊強溶剤の使用ですので、一般的に一部売られている物とは使用感や効果には違いがあります。
この段階で排水性が穏やかに(素直に)なるのが目で確認出来ます。
※以前の施工済みコーティングなどの効果や残留なども考慮しますがあくまでも目視確認なので頭の隅に置いておくなり以後の判断材料になります
塗面上(内)の抜けきれない浸透されているものや、微細な傷の多さから塗面の発色は悪く白みを帯びたり白濁している様に見えます。

ここまでで研磨前の下準備は終了です。

一つ注意喚起を謳いたいと思いますが、この時点で数時間を経過しています。車両の大少、状態、ダメージの大少・程度と条件により違いはありますが、手間と時間が掛かっています。この前聞かれた例では見積もり後に「預けるには2日位でしょう?」経年車ですが状態は著しく悪い車輌でした。ウチも二日間程度で出来ればかなり効率も良く儲かるのですが状態により洗浄、研磨、コーティング施工は簡単にはいかないのですね。簡単に行う所は沢山あるかと思いますがそれは簡単=簡易という部類ですね。キレイにするには理論に基づくプロセスがあり、塗装種や劣化状態により多くの時間を要します。また、認識不足などにより、施工法を誤れば数年後にはトラブルや反対に悪化する事も起こりえます。

研磨作業

マスキングを行いながらパネル毎に研磨を進めます。
研磨例としては判り易い写真が少なく、実際には上面にはダメージ痕が存在します。

研磨作業

研磨前

↑ 研磨前の確認は蛍光灯の反射や映り込み、こんなにぼやけて見えます。

研磨前後

上の画像は研磨前後の写真を合成させました。研磨後の方がスッキリしているのが判ります。ソウルレッドは状況を見せたい所を上手くカメラが撮ってくれません。

研磨前

↑ 右サイドリアドアは研磨前

研磨後

同フロントドアは研磨後(スッキリ)
傷などを可能な範囲で除去していきます。
当然この後は発色にも変化があります。イメージや例えで言えば本来のソウルレッドクリスタルメタリックを表現する事でしょう。
特別塗装色(マツダの設定)は7万円位はUPでしょうから塗面を整えてあげれば、経年車といえこのカラーを生かすことが出来ます(価格以上かもしれません、、、ね)。
因みにご存知の通りマツダさんは塗色や塗装法、仕組みなどを「匠塗 TAKUMINURI」として売りにしています。他のメーカーさんとは比較にならない程のアピールじゃないですか?(車を売るのに塗装塗色まで表現できるのは)、環境配慮の塗装システムなども構築しながら、お客様もマツダデザイン(ボディライン)を際立たせる艶やかな色も楽しめるのはこのメーカーの特徴です。他には類をみないと個人的には思っています。

ボディコーティング施工

脱脂作業や研磨粉などを洗浄してコーティング作業に入ります。

コーティング作業開始

車輛の形状や付属するパーツ素材、そして選択されたコーティング種により一部マスキングも必要になります。

コーティング中

塗布反応中、

コーティング中

拭き取り中、

コーティング中

施工中の塗面(コーティング面)の確認です。
全面塗布の終了となります。

完成

今回はボディ研磨とボディコーティングとなりました。

ボディコーティング完成

ボディコーティング完成

ボディコーティング完成

ボディコーティング完成

光加減や角度で怪しげな表情と発色するソウルレッド、

ボディコーティング完成

完成によりまとめます。
上面にはやや状況が厳しいシミがありました、そして表面には劣化ダメージによるチヂミ状になってしまうものもあり損傷による復元は不可となります。但しトータルで言えば以前のコーティング(ディーラーコーティング)の剥離と白濁化された表面をスッキリした事により塗色を表現できることになります。
もう一点、気が付いた事ですがこの車両はAWD車です、その事は直接関係はありませんが前所有者さんでしょうか?日頃の車両に関わるお手入れなどにはマメに行っていたかもしれません、全体に微細な傷や飛び石までタッチアップ痕なども多くあり、また、当店の多くのマツダ車を手掛けた例では状態は良い方でした。

最後となりますが遠方から御利用有難う御座いました。