茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

ダイハツトール オプション作業

以前プレミアム施工のトールになります。塗面(コーティング面)のリフレッシュ施工と他部分施工になります。

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ダイハツ トール

前施工(ボディコーティング新規施工)から一年6ヶ月以上になります。全体のクオリティ維持は高いのですが、通常(日常)使用に於いての堆積、蓄積されたと言える汚れを取り除く作業。更に自身で気を付けていても、どこかで傷が付いた、付けられた?となる不明な傷の除去、これは研磨での処理になりますからコーティングも再施工となります。
御注意いただきたいのはボディコーティング施工車(複数年継続維持タイプ)の定期メンテナンス作業ではありません。あくまでも別途オーダー作業になります。

 

塗面(コーティング面)のリフレッシュする理由

コーティング云々、コーティング未施工でも屋外で使用する車両は汚れますし、その汚れの成分が蓄積するから除去作業を行います。

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洗浄、洗車、

汚れとは?
ここで言う汚れとは洗車では落とせない、成分の固着、浸透されている汚れです。

※その成分物質付着、堆積、等の詳細はここでは割愛します。
※通常日常使用車両、一般曝露されている車両の環境に基づく塗装に影響を与える外的な要因による対処法

洗車時の水質等、コーティング有無、など範囲を狭くして的を当てるのは浅はか。一般環境下では複数の要因が重ねあうものである。また、屋外という自然環境下というのが重要で、逆に言ってしまえば厳密性を排除した言い方では、使用走行無しで屋内に保管のみであれば汚れない(要するに如何なる汚れにも影響を受けないのは屋内や車庫に大事に飾っておけ、、、という事)
そこそこ、綺麗に見える、見えれば良い、そこまで神経質に考えないし、、、という方は手をかける必要は無し(何処まで手をかけるかは車両の持ち主、ユーザー様の自由)。ですから強制でもなければ絶対これをしなければいけないとは言っている訳ではありません。コーティングの施工済み、未施工も全く関係なし。

最後にもう一度言いますが、車両を屋外の曝露的環境で使用する事はあらゆる外的要因の影響を受けます。多々の情報では洗車時の水質に的を当てたり、ガラスコーティング(種別の厳密性は置いておいて)の被膜の欠点と問題を差し替えたり、又は照準を当てたり、、、ではなく、
もっと広くOverall、即ち、総合的、全体的に見て対処するのが良い。
一つづつ、症状や原因を突き止めるのも良い事ですが、その一つのみが原因で車両の美観を失っていますか?と問いただしたくなります。一般的に情報を収集すると、書いてあったから、言っていたから、、、という方も少なくありませんが、信じ込んでいる、視野の狭さから情報の受け入れ方が偏っていたりします。

一つの要因により影響を受けていると思われる場合は、それらに重点を置いて対処する事です(全てを否定している訳ではないので御了承下さい)
ここでは車両の「維持」「持続」「保守」等の全体的な方法例としての内容と記事となります。

塗面(コーティング面)のリフレッシュ作業

一言で言えば洗浄、特殊溶剤(洗剤)を使用する内容で何回も精製水、もしくはアルコールでの中和を行います。また、その使用する物には部位やその素材により著しく影響を与える場合があります。影響とは素材に攻撃性があるので損傷を与える危険度があるという事です。

(注)
業務用の使用になりますので、その希釈度合いなどは施工者の判断になります。施工性やダメージを受けている箇所に応じて危険度も増します。

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洗浄中

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洗浄中

敢えて施工法や使用溶剤は出しませんが、一般的に同様の方法によるスケール除去と呼ばれるものは同類に入るかもしれません。
各パネルへ対して複数回のアタックもあり、反応時間の関係などで全パネルの施工には時間を要します。
この方法に関しての参考情報としては今から十数年前ですが、私が居たディーラーでも行う事がありました。但し、そこで使用されたものは一般的に扱うには非常に強力で、そして大人の事情(要するに時間が掛かる、危険度が増す作業は排除by組織)というのもあったかと思います。
今現在の私の所ではディーラー在籍の経歴から、ケミカルについてはそのメーカー様の取引も出来るというメリットもある所です。

効果について「現状車輛から」

結果、効果を端的に書きます。
その前にこの車両は親水性コーティング施工済みです。該当施工親水性コーティング(自己架橋→シリカへ転化)=耐酸性が担保されています。

この車両のコーティング面を洗浄させると、
①塗面(コーティング面)上に不純物などの汚れが無くなります(もしくはかなり減少します)
②不純物の除去等により排水性が非常に穏やかになります。コーティングの特性を十分に生かす事が可能(判り易く言うと不自然な水弾きや流水が無くなる)
③目から得る情報の美観に於いては塗面(コーティング面)に透明度が出ます(塗面上の濁りやくすみが減少もしくは無くなります)

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親水性コーティング

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親水性コーティング

画像二枚から判る通り見事な排水性となります。具体的に言うと親水性は水に馴染むなどと表現されます。いわゆる親和性と呼ばれます、水滴として接触角で表す場合、理想は0°(当店ではド親水と呼ぶ事も)となる。これは表面(塗面)をコーティングと呼ばれる物理的特性を示すものとなります。
ここでは、撥水、親水のメリットやデメリットなどは解説しません。例えば撥水性(※)のコーティングに於いても表面の効果は同様に得ることが出来ます。
※撥水性の特性の向上、復元、美観などの効果

ボディコーティング部分施工

一部各所に比較的ダメージの少ない傷が入っています。
今回手直しと再施工箇所は3ポイントほどです。

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バンパーサイド

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傷箇所

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ドアの擦れた傷

また、フロントの一部箇所では一部表面に浸透した被害箇所、樹液やその他と思われる為、加熱後の研磨となりました。

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加熱処理

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研磨作業

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研磨作業

更に予定はしていなかったのですが、サイドバイザーの状態が気なり・・・
微細な傷やくすみ等を除去、

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サイドバイザー研磨

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サイドバイザー研磨

完成と注意点

塗面(コーティング面)のリフレッシュ作業と塗面所のキズが目立つ部分の研磨、そしてコーティング再施工(傷研磨部分のみ)が終了です。
完成写真、塗面のチェックを行うとかなりスッキリした事となります。コーティング施工時の透明度と同等のレベルまでと言っても過言ではありません。但し尺度や計測値などはありませんので、施工者の判断、目測になります。

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塗面のリフレッシュ終了後

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塗面のリフレッシュ終了後

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塗面のリフレッシュ終了後

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塗面のリフレッシュ終了後

メタリックやパールは見方により塗面上の状態が判りづらい場合があります。作業中に照射方法や角度、見方を何度も変え確認する事もあります。
注意点としてはこの作業では除去出来ない車両もあります。劣化やダメージが大きいなどの場合は効果を得る事が出来ない場合があります。その様な事から普段のお手入れ、日常使用に於いての洗車等は行う事が重要となります。

ボディコーティング施工後にもお手入れなどの御相談、そして具体的な症状等による作業を御利用されるお客様も少なくありません。
今回はこの様な作業もありますという例として御紹介とさせて頂きました。
※当店施工価格表には記載がありません、一部のお客様で御理解と御協力を頂いている方は既に御利用をされています。