一年ほど前に新車でボディコーティング、プレミアムコースを施工されたお客様のMAZDA6です。今回はレザーコーティングとボディケアの御用命です。
大きく分けると外装、内装と二つの施工ご依頼になり、この記事は内装レザーコーティングの記事になります。
新車時の施工は過去記事の↓を参考に、
車両情報
新車施工時の記事でもご説明をしていますが、再び御紹介をすると、
MAZDA6 20S Black Tone Edition 特別仕様車になります。
※2022年9月現在(確認時)現行モデルの注文受付を終了しています(販売店在庫のみ) 販売再開時期は改めてご案内するそうです。正確な事や真偽は判りませんが改良モデル、又は記念特別仕様モデル、将来的には他のモデルと統合などの話もあります。
特別仕様なのでノーマルバージョンとの違いがあります。
その中で今回は内装の主にシートへの施工になりますので、こちら車両の特別な仕様はシート表皮が『スムースレザー(レッド)』になります。詳細は『前席および後席左右のシート背もたれの前面、サイドサポート部内側、シート座面にスムースレザーを使用。ニーレストパッドは合成皮革 (ブラック)』です。
施工作業 (レザーコーティングの下準備)
まずは室内清掃(必要であれば洗浄)になります。
その前にご説明を差し上げます、私自身はトヨタ自動車規格のまるまるクリンの経験者。内製(自社の中古車、要は売り物担当)ではなく外売りです。一般の業者さんの室内掃除とは一線を画す内容になります。現在、全国でも外売りを展開していますが、私が経験していた時代は外売り店は珍しく業界新聞や業界専門誌へ掲載されました。
その為、マニュアル以上の作業を行う為、施工時間も以上(異常)に設けてあったり、内装のダッシュボード以外はすべて脱着等の重施工もあった事です。(※酔っぱらいの嘔吐被害による洗浄ではダッシュボード脱着も経験あり)
現在各地でも見られる外売りですが、この場合大手さんの規格ですから施工品質はある一定を維持しています(維持していると思います)。
その理由は使用する特殊機材、徹底したマニュアルなど、一秒単位の進行、作業者の立つ位置、効率化された最短移動距離等々が全て統一されているからです。
※裏知識としては全国4か所(当時)拠点では、ある大手ケミカルメーカーさんが直接の資材導入や開発段階でのケミカル提供で、施工作業のレベルも一段階高いと思っています(これも当時)
※まるまるクリンとは知らない方はWEBで検索されてください、以前は外売り店が無く探されている方が多かった事です。まるまるクリンの情報や詳細は少し調べていただくと判ります。私がご紹介をすると知りすぎているため大変長文になってしまいますm(__)m
※外売りとは一般のお客様の持ち込みご依頼により施工作業
という訳で、その経験からサクッと清掃のはずでしたが、お客様には失礼ではありますが少々汚れていたようです。ドアトリムに関しては特殊洗浄剤を用いて作業を行いました。日常使用の汚れ、不明な汚れ、皮脂の付着なども考えられます。目視確認、レザー部に関してはシワ、ヨレ、スレ、などを参考に使用感、体の、又は衣服の何処が触れるのかなどを予測しながら等々、、、様々なシチュエーションを予測しながらという感じです。
因みに当店ブログ記事で何度も出てくる特殊洗浄剤は防衛省採用品となります。
一年間使用の車内の洗浄、今回の目的のシートをメインにレザーコーティングだから、、、シートのみ清掃、ではないのです。コーティング作業にはその周囲、周辺等の清掃を行い準備を備えます。ヘッドライニング(車内上部)からほぼ全体を清掃、清掃します。もちろんフロア、フロアマット等の清掃、シートベルト使用感がありましたので洗浄。
そして終了。
レザーコーティング施工作業
いよいよレザーコーティング塗布作業になります。
この車両の場合経年車扱いになりますので(事前の清掃、洗浄あり)、塗布作業時もエアブローでの同時進行となります。それと同時にブラッシングも、要するに塗布拭き上げ、エアブロー、ブラッシングと三つの作業をこなしていきます。丁寧かつアイテムの持ち替えと忙しいですよ。
経年車の場合は特にステッチの部分が難しい事になります。
完成
施工が終了となってもシートの前後スライド、リクライニングなどを何回か行い確認をします。
ヘッドレストも脱着を行っています。
完成のシートを見ていきましょう。
と言っても何も変わりませんよ(笑)
劇的に変わってしまったら、それは全く違います。素材の風合いに変化を起こしてはレザーシートが台無しです。もちろん着座した時の変な滑り感も無し、運転に支障をきたすことがあってはなりません、安全性の問題になってしまいます。
ほどほどの乾燥時間を置き、完全に指触せず別の作業に入ります。施工後はお渡しまでの養生や保護的なものを施します。
今回のご注文はシート二列(前席・後席)、各ドアトリム部、センターコンソール周囲の施工となりました。料金体系的にはシート一脚の個別単体でも可能ですが、一列、二列、ミニバンなどの三列により多くなれば単価的には下がる傾向です。また、各パーツに使用されているレザー仕様部への施工はパーツ別単価が決められていて別途費用を要します。
※そうは言っても車両毎に形状や仕様、大きさも個別に違う為、見積り時には割引やお得感は出させていただきます。
参考にしていただきますようお願い致します。
レザーコーティングについて
現在新車時やそれに等しい状態のみ施工をお受けしております。大変申し訳ありませんが、クリーニングを必要とする場合は現在お受けしておりません。
この車両で行ったようなクリーニングはお受けしておりません。MAZDA6のお客様は新車時に当店のレザーメニュー新規取り扱いに間に合わず。その為に特別に配慮をさせて頂きました。更にお客様がこの施工商品に十分に御理解を頂いている為です。お客様には大変御協力を頂き有難う御座いました。
※クリーニングはやってないものなんですが、それでは何故?ダラダラと説明を入れるのか(書くのか)、一つの部位に一施工をするのにどの様な施工者がどの様に作業を行うのかを御説明する為です。説明はいらない人は読まなくて結構です(申し訳なく思っています)。内容を全てをご紹介をすることは出来ませんが、言葉は悪いが自分の車をどう料理されちゃうんだろう?なんてことが無いように努めています。
レザーコーティング!!これからご検討をされるお客様は新車時、未使用車、展示車、などの購入時にボディコーティングと同時に・・・お勧めは致しませんm(__)m
当店の構えとしてはお客様が必要と考えるのであれば是非ご利用ください。その際は十分にしつこい位ご説明をさせて頂きます、そして御理解と御納得を頂きご利用されれば宜しいかと思います。
保護への理解度、価値観など・・・などもありますね。また、経年による実際の劣化や保護能力は判りづらい施工商品ですし保証もありません。
その上で施工商品の主旨目的、施工商品の概要、施工商品の性質特性、等々、また、施工性の特殊な事から費用、予算、ボディとの同時施工による割引等など、御相談お見積りをお受け致します。
施工部位に関してはシートになります、本革、合成も含む。また、ドアトリム、センターコンソール等のレザー部なども施工可能です。逆に施工が不可の部位もあります、特殊な素材、形状などは現車確認時に判断させていただきます。
基本は現車確認が必要です、どうぞよろしくお願い致します。
尚、施工価格表と簡単な御案内は店頭にご提示しております、
(しばらくの間は店頭のみの御案内となります、WEB掲載未定、㊙施工特典あり)
別車両のレザーコーティング施工記事もご参考にお願い致します↓