茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

ホンダ CBR650R ガソリンタンク塗装研磨

お客様からお問合せにてバイクのタンクについた傷を消せるか?という事でした。オートバイ(2輪車)を磨いてくれる所、研磨可能な所を探していてのお問い合わせでした。言い換えれば何処でも良いではなく、研磨に大事な根本の性質・要素を理解、そして技術作業が可能な所へ・・・となります。

ホンダ CBR650R

お問合せから

丁度、何人かのお問い合わせが同時進行という事で電話に出れず、後にメールでの対応となりまして御迷惑をお掛けしてしまいました。単純に傷除去、研磨には現状確認は必要でして、尚更の事確認しても完全除去できるかなどは実際に磨いてみなければ判らない、、、という事もあります。

まずは日程を組みまして、御来店していただく事に。
見て、話して、等々、いわゆる御相談、お見積りという事です。見る、御相談などは無料です。お見積りをしたから、相談をしたから、等々にて、その後は絶対に施工をしなければならないではありません。
その辺りはお気遣いは無用ですのでお気軽に御相談を頂きたいと思います。
但し注意点が御座います。
過去の例から、値段、価格、値切り、多いのが安かったら頼もう(自身で考えている値段から)+注文は細かい、多い、何日かかってもいいからというパターンです。最近は少なくなったとしても、注意喚起しますがご遠慮願います!その様な価格交渉等はお受けしていません。

車両と現状

車両の塗色はグランプリレッド(R380)になります。大昔と違いバイク用でもタッチアップ用や補修用塗料などもあります。
生産工程の塗装に関してですが最近の発表では本田技研工業さんの熊本製作所では二輪の溶剤塗装は2050年までに終了するらしいです。これは二酸化炭素(CO2排出量が多く出る工程を辞めざる得ない為だそうです。その後はどうなるかというと、塗装ではなくフィルムやラッピングへ変わるそうです。いわゆる車両の塗装レスを目指すようですね。

前置きはさておき、お客様が気になる、気になってしょうがない、部分がありまして、タンクの一部を研磨傷除去して欲しいとなりました。

黄丸部に細かい傷

何でも市販品か何かで手磨きを行ったらしく、自身で付けた磨き傷が多く入ってしまったようです。パッと見は判りませんが、屋外で太陽光が当たると目につくそうです。視線の角度が丁度傾斜している部分からか、目につく、自身で一度確認(覚えている)からか気になるのかなぁ?=気持ちは大変判ります
お客様から確認して欲しいという事で照明の照射により納得致しました。
(納得とは?状態を確認出来ましたという意味)

当店からの事前の御説明は、完璧に消すことは出来ないが、研磨する事により状態の回復は可能では?微細、或いは超微細な傷一つも残さずは無理と保証は出来ない、という事をご了承の上作業させていただきました。

研磨作業

申し訳ありません、この研磨作業時は写真を撮っていません。何故ならばお客様の待ち施工なので撮影の遠慮を致しました。
※ディーラーでは作業時に「待ち」という言葉を使います。お預かり(置いていく)ではなく、作業時中に待っておられるという意味。
一応セオリー通りに言うと「待ち」の場合は、出来る限りお客様を待たせない、設定された時間より早く、遅くても時間内に終了するのが第一です。反対に時間をオーバーする見込みや予想が付く場合は、何よりも報告をする、了承を得る、理由を述べるとなります。因みにダイハツ工業さんのディーラー(店内カフェがある)では、長時間の滞在や待ち時間、購入契約時などでは、適度なドリンク提供(数回)のお声がけもありスタッフの心配り、気配りも良く、会社自体の考え方も違うという印象です(実際に接客を受けて良い印象を得ました) この前行ったS社は”いらっしゃいませ”の声は蚊の鳴くような店内、何とも暗い印象(笑)、やる気がない、売る気が無い、二度と行かない、一生行かないだろうと思わせる店舗。私が店舗にいた時は基本、外部の人が見えたら(お客は勿論、お客と業者の見分けがつかなくても)”いらっしゃいませ!”でしたよ。
また脱線してしまいましたm(__)m

作業終了後にお客様へ了承を得て何枚か撮影をさせていただきました。

ホンダ CBR650R研磨終了

ホンダ CBR650R研磨終了

ホンダ CBR650R研磨終了

完成と研磨についてあれこれ

御理解をいただき有難う御座います。
良く、磨いて取れますか?傷やステッカー、エンブレムなどと聞かれます。
私の考えや言える事は””磨き方や除去する方法は知っている””が(プロとして)、取れるか取れないかは判らない。という事です。但しその極端なネガティブというか後ろ向きなと捉えられる発言は、商売にならないので御相談時に丁寧に説明を致します。丁寧に説明とは受け手の視点で例えや表現を置き換えたり、現状に合わせた方法や処置の可能、不可能をご提案やご案内致します。
以前にも書きましたが、
磨けば傷は取れる、シミは取れる、何でも取れるの単純な答えは最初から言えません。
計算的な理論は傷=磨くは引き算です:減ります→何が減る=塗装(塗膜)
これが、引き算ではなく足し算であれば、増える=埋める、ですから再塗装みたいなと捉えます。
上には盛る(+する)事(塗装で重ねれば)は出来ても、マイナスは限りある塗装を減らすので、どこまでも磨けば無くなります。傷がなくなれば塗装もなくなるので、ある意味これも塗装レス(笑)、要するに磨いて傷やシミを取る事には限度があるという事です。そのような事から何事も慎重に、そして即答は致しませんし雑な仕事を行わないという事です。
※理論上は塗装の厚みは必要以上に厚塗りは出来ません、推奨膜厚等により最適な塗膜量があります。

という訳でお客様とは初対面とはいえ、バイク談義や世間話などを多くさせていただきました。施工時間より話をした時間が多かったのでは?
研磨作業の項で「待ち」の話を書きましたが、あまり意味がなかった事でしたか(苦笑)

完成時にガレージから出した所でも写真を撮らせていただきました。

ホンダ CBR650R

ホンダ CBR650R

ホンダ CBR650R

当店ではオートバイ、自転車(スポーツバイク)なども研磨やコーティングも可能です。お客様もバイクを磨いてくれる所を探していて、色々な方面も探しながら当店を見つけてくれました。御理解と御協力、御利用を有難う御座いました!!

ご注意!
オートバイ、自転車(スポーツバイク)等は塗装データなどの不足により自動車(4輪車)と同等には研磨が出来ません。塗装であれば研磨は可能ですが、その品質の違いなどにより難作業等はお断りする場合もあります。崩して言いますと、無理は出来ず、研磨量などの幅も狭いため・・・等々となります。またメーカー塗装(生産時の塗装は新車塗膜と呼びます)より、再塗装、補修塗装などは様子が判らない為注意が必要です。

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オートバイ他施工作業

ヤマハ V-MAX

ヤマハ V-MAX 研ぎの最中P600~

ヤマハ V-MAX 研ぎの最中P600~

ヤマハ V-MAX

過去例から特別注文によりペーパー研磨鏡面仕上げ、塗装肌の平滑化によるSP作業例です。鏡面研磨の定義に沿ってペーパーにより塗装を研ぐ、お客様からのオーダーによりとなります。
この塗装は中塗り時から研ぎが入っている、また上塗り時のストライプ(二色塗り)との段差を無くすような塗り方、最終研ぎを見越した膜厚とお客様が塗装店にオーダーをかけておいたのです。

カワサキライムグリーン研磨、カーボン製パーツ研磨、

ライムグリーン研磨

カーボン研磨

カワサキ Ninja ZX-14R



皆様に御案内です!

最後にステッカー剥離、エンブレム剥離、両面テープ糊跡などのお問合せ、10月~11月だけで全てお断り致しました。何故なら電話で「出来ますか?」「値段は?」の単純な問い合わせだからです。簡単に言うと見てもいないものは判りません、今回のお客様の様に”来店、相談、労力を惜しまず”結果を求めたり、御希望、御要望があれば、少々の歩み寄りをお願い致します。