茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

トヨタ クラウンマジェスタ ボディ研磨コーティング

クラウン(マジェスタ含む)新旧型含めて施工車両が一番多いエスディティーリングです。新規のお客様で車両マジェスタの御利用です。

トヨタ クラウンマジェスタ

お客様には御利用後から今回の御紹介が大変遅くなり申し訳ありません。
(記事にするには少し温めておこうとタイミングを計っていたら随分遅くなってしまいました。その為とは言いませんが年頭一発目の車両御紹介に選ばせていただきました)
お客様は御連絡から事前に御相談、現車確認の為来店されました。何度か当店で施工紹介したブラック系の塗色車両をブログで見て(どこに依頼をしようか?の決め手となったようです)という事になります。特に近似の車両*1も御紹介していますので参考にしていただいたようです。
また、御相談時に予約待ちの為、1カ月位はお待たせしたでしょうか?ご不便をお掛けして大変申し訳ありませんでした。

ご注意!

この車両のお客様の様に御理解度が高い方は問題ありません。ですが、冷やかし、自身の車両自慢、で持ち込まれる方も多く見られます(当然、理解度も低く、持論をぶちかまし、最後には金額(金を出す気はない)何をしに来た?)。純粋に車両美観の復元等の御相談をお待ちしております。

 

車両情報

基本情報はS210系最終型になります。2016年式、塗色は202ブラック*2

トヨタ クラウンマジェスタ 入庫時

中古車で購入直後という事で、状態からの御相談となりました。購入から以前どの様に扱われていた、使用感などはお客様も十分承知していたようで、気になる部分やその特徴も教えていただき”なるほど”という感じでした。前情報やお話の仕方で信憑性もあり大変助かりました。
※お客様により偏った意見や思い込みを押し通す方も居られます、その様な事はご遠慮を願う事もありますのでお気を付けください

お客様は濃色、ブラック色の特性や維持管理などに十分納得と理解もされています*3

状態としては全体の汚れ(今までの使用感に感じる)、フードのシミ(塗装の致命的な劣化)、洗車機等使用の摩擦傷、などが大きく目立つものになります。

洗車機使用傷

規則的な傷が全体にあり、お客様も購入時から気になる点だった様です。

各種洗浄

洗浄等の下準備を行います。
細部で言えば、

エンブレム、オーナメント廻りの汚れ

エンブレム、オーナメント廻りの汚れ

洗浄中

リアバンパー隙間の詰まった汚れ

ルーフ後部、リアガラスの間の汚れ

等々、可能な限り洗浄していきます。

ドアハンドルからの汚れが垂れた跡

全体に綺麗に見えていたボディ、ドアハンドルからは筋が見える。また水垢もそれと並行(縦)して幾つにも跡が残っている。
この様な部分を一つづつ直し、そして画像や詳細を割愛しますが塗面のクリーニングも各種専用洗剤にて終了します*4

ボディ研磨

研磨、残っていた写真から何処(順番)から研磨というのは置いておいて。まずはサイドからの例です。

サイドパネルの研磨

上の写真では綺麗に見える、しかし詳細は*5

フロントドア(運転席側)研磨前

フロントドア(運転席側)研磨後

比較、変化はお判りかと思います。ここでは解説を入れません。
つづいてクォーターパネル、

クォーターパネル研磨前

研磨後

ここで作業ついでなんですが、急遽ポリッシャーを大から小へ持ち替え、

サイドバイザー研磨前

サイドバイザー研磨後

塗面がキレイになっていく姿を見て、気になる部分としてサービス対応です。
塗面とは違う異素材*6のサイドバイザー*7ポリッシャーも違えば研磨剤も変える場合もある事も。また最近では塗装用研磨剤でもプラスチック樹脂素材などにも安心、そして無理なく素早く研磨が出来るものもある(当店でも採用済み)

今少しお付き合いください、
次はトランクの例ですが、お客様の事情によりトランクなど後部廻りは後日作業としていました。ですからこの記事では一緒に御紹介をしてしまいますが、実際の作業は別日に行っていた事になります。
では、作業中になります。

研磨前

研磨後

単純に研磨比較になりますが、このように変化します。

最後はフロント部のボンネットへ、

研磨前

↑ これを真上から見ると、

塗面状況、真上から見る

研磨後

研磨前後

光が散らばっているのが研磨前=現状入庫時の状態

右から左へ研磨中

お馴染みの画像かもしれませんが、丁度中央付近で作業を止めて休憩。
このタイミングで研磨前後を確認できますね。
もう何度も言っていますが(書いていますが)、比較する為最初からマスキングテープで区切ってしまう業者がいます。あれは良くありません(お客様に承諾を得ていても)、区切ってしまうと、再度そこから研磨を始まるとどうしてもその段になっている所の負担がかかってしまいます。区切った研磨済を再度研磨負担をかけますので宜しくないという見解です。ですからそのような事はお客様に大変失礼をしてしまいます。小さな事ですが大きな問題です。
研磨前後、ビフォーアフターというのは一種のパフォーマンスですが、お客様の車両に負担をかけてしまうのは避けるべきです。

状態のお話になりますが、やはり上面は厳しい部分が存在します。
現車確認時にお客様と確認済みですが、購入時に車屋さんでも少し磨いたようです。

塗装の不具合

劣化や損傷しているのです、例えばあくまでも表面上で研磨で目立たなく、又は取れてしまう場合もありますが、ほとんどは塗膜が破壊されています。
濃色車はこの様な数ミリ程度の物でもハッキリと見えやすいですね*8

全体を研磨出来ましたので次はボディコーティング施工になります。

ご注意!

研磨作業に対して注意点があります。傷一つ残さず研磨は通常できません。
ついでですが、何といったか?
キーとかパーとかいうやつね、他には技術が低い施工業者などでは研磨痕*9を入れて別な形で傷を入れてしまう場合があります。当店御入庫例からお客様立ち合い確認もしています。
深い傷、塗装が侵されている様な、又は深度の深いシミも研磨ではある一定の領域までしか対応が出来ません。
なぜ、わざわざ一言余計ではありませんが断るのかというと、お客様が勝手な妄想やイメージを拡大してしまわない様にです。また世間のあらゆる情報が多すぎる、誇大広告氾濫、受け止める消費者は全て吸収、又は都合の良い部分のみを取り入れ、多くの誤解を生じているのも見えます。
いつもご紹介している内容や写真から、十分察知していただければ良いのですが、勝手に出来上がってしまっている方が後を絶たないのも現状です。
簡単な且つ研磨理論を知って頂ければ、常識ある方は直ぐに御理解を頂けます。
ここへ書いてしまうと、長文(簡単且つと言いながら)になってしまいますので割愛いたします。

ボディコーティング

研磨の項では長く御紹介をしてしまいました。
ボディコーティング施工に関してはいつも通り何も書く事はありません。

ボディコーティング施工

ボディコーティング施工

強いて挙げれば、塗布拭き上げクロス*10でしょうか?
画像に写っているものとは違いますが、該当車両の202や他のメーカー車両の一部デリケートな塗色、塗装時は特殊なクロスを使用します。

※※

この項では何もないと言いながら、得意の長文となってしまいました。
大変申し訳ありません。
!※※部分は急遽切り取らせていただきました、文字数が多く、こちらの車両の御紹介に影響が出る事と思いましたので。(切り取り部は別記事で対応する可能性があります)

スマホで閲覧したら見づらいんだろうと危ぶみ恐れてしまいます。
ボディコーティング後は、

ボディコーティング後

ボディコーティング後

完成

ボディ研磨からその保護の為のボディコーティング、作業は終了しました。
車両の写真を御紹介します。

ボディ研磨、ボディコーティング完成

ボディ研磨、ボディコーティング完成

ボディ研磨、ボディコーティング完成

ボディ研磨、ボディコーティング完成

上記の写真は一般の他の方が見る場合、只のイメージと捉えてください。
御自身の車両も依頼したら新車の様に・・・と勝手な妄想はお止めください。
塗面パネル一枚々々の詳細は研磨中の様子で御確認下さい。
大なり小なり残っている傷やシミは必ずあります。
お客様にガッカリさせる為に御紹介をしている訳ではありません。
言える事はご入庫された時よりも遥か(?)に良くなっているでしょう。良くなっているとは?塗面が正常化されました。その効果もあり発色も良くなっています。
事情によりの二回目来店時にサイドパネルの映り込みを確認しました、不足は無いと判断させていただきました。
各種洗浄~研磨で可能な限り、基本に忠実、大胆かつ繊細に安心安全第一、そして残塗膜量も考慮しながらという所です。
精度*11の面で不足する場合もありますが、御理解と御了承を頂きたいと思います。
※因みにかなりハードな研磨内容でした=沢山磨くではなく、手間が多く時間を要するという意味です
最後に、

計算し尽くされた収まり

実はこれを一番に御紹介をしたかったのです。
車高、ホイールの収まり、最高でした。わざわざ組み写真を作ったくらいですから(笑)

お客様には何度も御来店有難う御座いました(一時間はかかるので遠方*12からですね)
また、施工に際して注意事項や内容等に御理解をいただき大変有難う御座います。

差し入れ頂きました

お気遣いを頂き誠に有難う御座います。
最高の頂き物です、”大みか饅頭、十三まいり”*13が大好物なんです。
有難う御座いました!

 

各お客様へ

皆様に色々とお気遣いいただいていますが、出来る限りご遠慮を致しております。お客様にご負担とお気遣いをかける事は出来ません。
どうぞ、お気がるに手ぶらでお越しください。
新車コーティング、経年車の磨き+コーティング、御相談、御予約をお待ちしております。

                  

*1:クラウン(マジェスタ含む)、など型式はそれぞれだが多くの施工歴あり。レクサスも同じトヨタ系だが、厳密に言えば塗装種が違う

*2:当店では202ブラック施工歴は非常に多い、私自身前職ではトヨタ販社にて異例の202専属担当。

*3:うんちく、能書き語るお客様は多いですが、こちらのお客様は理解度が高い、間違いが無いので安心しました

*4:洗浄は研磨前には不可欠で汚れ状況により約一日程度要する場合もあり。研磨料金にはこの洗浄作業も考慮、含まれる事になる

*5:このように(しか見えていない)見えている方は自身の車両は綺麗な方だと勘違いされている

*6:車両構成上の鋼板以外のプラスチックの代表的素材は、アクリル樹脂(PMMA)ABS樹脂(ABS)ポリカーボネート(PC)ポリプロピレン(PP)他、その中でもPPの場合は塗装済みのパーツが多い、樹脂系で未塗装品、ハードコート済みなどの場合は素材の特性、性質により研磨等でも扱いが多少異なる

*7:素材は主にアクリル樹脂

*8:濃色、淡色、色に関係なくこの様なダメージは存在します。人間の目で見えるか見えないか、目立つか目立たないの違いです。パールホワイトの車両で自分のは綺麗だと言っている方も居られますが、本質は見えてるか見えてないか。そしてその目立つ、見えてしまうの影響で言えば淡色の方が有利なのです

*9:研磨=磨く、ポリッシャを当る、→扱い方が悪く打撃痕や引きずる様な痕、バフ目などにより傷を違う形に変え痕を残してしまう。ポリッシャは回転性の作用で研磨剤で塗装を削っていきます。そして、単一回転(シングル)、ランダム回転などによるダブルアクション(偏芯性)とありますが、いずれにせよ回転しているものを扱いが悪ければ新たに傷や打撃痕を入れてしまいます。それだけ塗装はデリケートなのです

*10:マイクロファイバークロス・タオル類を指すが、種類は多種多様。安物で済ませる施工店、原反や繊維の知識を理解して目的に合う物を使用する施工店あり。マイクロファイバーの意味、これ重要です

*11:人間のやる作業100%の正確な精度は不可能です、生産品のAI活用、プログラミングされた指示のロボットの様に常に同じ作業は出来ません

*12:当店では遠方のお客様が大変多い、県内は北部、南部、他県からのお客様も

*13:茨城県日立市大みか町(他に直営店あり)にある老舗、運平堂本店、聞くところによると創業は明治元年とか