茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

Citroën C3 SHINE ボディ研磨コーティング その他施工

シトロエンC3のお客様は急遽車両購入後、ボディコーティングは?となった時に当店へ御相談を頂きました。施工内容はボディコーティング+α、その他部位へも各種専用コーティングとなりました。

シトロエン C3 SHINE

車両情報と経緯

まず、ご購入された車両はいわゆる販社の展示車となります。走行もほぼ無し(とは言っても移動などにより多少はあります)、オドメーターから走行使用されたのではなく簡単な移動のみ程度と推測します。
ですが登録~展示が数ヶ月~半年とはいえ新車を卸したのですから、塗面が無傷なわけはありません。展示の場所や洗車、清掃などの加減や条件により色々なパターンが考えられます。
そのような事から状態に応じての下地作業(研磨)も含む別途作業も含まれボディコーティング施工へと承りました。また、全体への要所への経年劣化の遅延目的、保護、お手入れ軽減を目的とする樹脂部、アルミホイールなどへの専用コーティングも御指名されました。

車両の詳細は登録済み新車(展示車)~半年以上経過となります。ご納車から使用(走行約1,000km弱)となります。

※当店御入庫まで日程調整(当店都合とお客様都合のすり合わせにより)お時間を頂きましたので納車後の走行が増えてしまいました。大変ご不便と御迷惑をお掛けしました。

シトロエンC3はshineというタイプでボディカラーはルージュエリクシール*1×ノアールオニキスの2トーン仕様です。ルーフのブラックはお手入れには気を遣いそうですが赤黒2トーンは車両が引き締まって見えます。

シトロエン C3 SHINE

入庫時と各種洗浄 

まずは御入庫された時です。

入庫時

前述した通り約1,000kmの走行、雨天日などもあったでしょう。
洗浄前には判る(見える、目視確認可)範囲で状態をチェックしていきます。更に繊細に見る場合は洗浄後ですね。

例を何点か、

樹脂バンパー

薄く目立たないものですが線傷確認。

塗面のシミ

塗装面では気が付いたところは先にマーキング。

ルーフの不具合

一番ダメージ箇所が多く存在するルーフもマーキング。

洗浄では、
アルミホイールは走行により汚れています。
この後コーティング施工もありますので脱脂等も行います。

ホイール洗浄

塗面も特殊洗浄剤で試みてみます。

洗浄剤の反応中

ルーフなのですがブラック色という事で傷やシミは確認がしやすいです。また上面パネル、いわゆる上を向いているパネルですから目視確認で色々と見えてしまいます。
近距離で確認をすると、

ルーフの状態確認

照明にもよりますが判断は出来ますね。

ここまで行い最終研磨に入ります。

研磨作業

御存知の通り前述した作業の洗浄とは汚れを取るのが目的です。軽微な汚れや洗浄剤で反応させ科学的に除去する特殊なものと色々あります。車を預かって直ぐに研磨を始まれば汚れや傷や難でも一緒くた(ん)に取ってしまうやり方もあります。しかし、それには大きな間違いと塗装に重大な負担を掛けたり、後の仕上がりに影響があります。
通常ならばここで長々と解説や理論や理由を書きたい所ですが控えさせていただきます。少しでも信用を得られるところに車を出したい、作業を依頼したいなど時は当店御利用時に直接お問い合わせください。
短時間で車が出来上がってくる、磨きが早いなどと自慢系、マスキングテープの大げさな貼り回しパフォーマンス系(見かけ倒し)、などは簡易施工業者と位置づけされます。

研磨例ですが、

塗面の傷

この様な場面は沢山ありました。

研磨中

研磨後

撮り方の角度が違いますが、要所は傷除去、その他均す程度と使い分け研磨。

研磨後

全体を研磨中

無駄に貼らない、必要以上に貼らない、貼らなければ養生が出来ない場合は貼る。しかし、粘着している時間は最低限(要するに磨く直前に貼り、研磨後は即座に剥がす、粘着剤の成分は特殊リムーバー処理)。各パーツ素材により労わる行為(作業)が必要です。

最初からマスキングを全面貼りで必要以上の気合は必要ない。

ルーフの仕上がりは、

ルーフの研磨後

先の各種洗浄があるからこそ・・・研磨での塗装への負担もなく。

但し、注意点があります。塗装が損傷、破壊している場合は研磨だろうが、理論に裏付けした洗浄でも不可能になります。

塗装の不具合

この様な場面も数点ありました。輸入車では新車でも存在する場合があります。塗膜の”膜”が正常ではない、膜ではないという事です。軽微な状況では症状を和らげたり、目立たなくしたり、極表面上であれば処理が可能な場合もあります。

全体を仕上げていき塗面の研磨は終了になります。

研磨終了

研磨終了

終了に向かっての感想は佇まいというか雰囲気は良いと感じました。

追加作業(サービス)でテールランプレンズ*2も少し手を加えました。
あくまでも新車に近い(条件が良い)車両だったのですが、やはり少々の使用感もあり擦れている感じはありました。

新しい車両のわりに細かい擦れが多い

研磨中

研磨後

最後の写真は角度が大きく変わってしまいましたが修正済みです。

樹脂未塗装部専用コーティング

お客様は車両全体、要所を抑えた保護施工を考えたと思います。ボディ塗装以外の異種素材パーツも保護したい、、、と思ったはずです(セールスはしていませんがお客様から御相談・ご注文をお受けしました)。
車両下部廻りを一周する様な樹脂部フェンダーアーチ、ドア下などへ、

樹脂部専用コーティング

また、サイドのエアバンプ*3なども面積大の意匠性から外観の印象や存在感で目立つ部分。

上の脚注では通常エアバンプの仕組みや機能などを書くところですが、当店では各素材に応じた保護施工の観点からその素材にスポットを当てました。

エアバンプ

素材の風合いを大きく劇的に変える事はありません、がボディのレッドと樹脂部の黒の対比がさらに引き締まって見えるようです。

アルミホイール専用コーティング

輸入車の施工で多くの御指名を受けます。ほとんどの方が御依頼されますね、あまり今まで気にしなかったのですが(こちらからは是非どうですか?等のセールスはしていませんので)、新車時が施工のタイミングです!

アルミホイールに施工されるコーティングは専用に開発*4されたものになります。

アルミホイールコーティング施工

走行使用と登録から数ヶ月経過しているのが理由か?少々の使用感や傷がありました。目立つような場面は研磨を行いましたが、大きな平面の様な研磨は不可となりますのでご了承を頂きたいと思います。

ボディコーティング

ここでは何も言う事はありません。

ボディコーティング施工

ボディコーティング施工

ボディコーティング施工

お客様から御注文の多い種になります。一般のコーティングより反応や落ち着くまでにお時間もかかり初期はデリケートな期間とします。

完成

完成です、施工内容を整理します。

  • ボディ研磨(未使用展示車、納車後走行により)
  • ボディコーティング(ガラスコーティング)
  • 樹脂未塗装部専用コーティング(極狭小部は除く)
  • アルミホイールコーティング(洗浄と軽研磨含む)

とセットでの施工になりました。

シトロエン C3 SHINE ボディコーティング施工

シトロエン C3 SHINE ボディコーティング施工

車両入替時に一度屋外で確認と撮影をさせていただきました。

シトロエン C3 SHINE ボディコーティング施工

シトロエン C3 SHINE ボディコーティング施工

シトロエン C3 SHINE ボディコーティング施工

太陽光の下では見る角度により何とも言えない表情。
輸入車はお手入れが大変ですが、そのコツは何よりも・・・する事です。
何を注意するのか、どの様な事をすれば良いのかは当店御利用される方はお判りかと思います。
また御利用される方の多くは、施工後に私が説明をしなくてもお客様から尋ねて来られますので重要な関心事ですね。

お客様には日程の件では大変ご不便をお掛けしました。他のお客様にも御協力を頂き日程調整を頂き有難う御座いました!
お客様にはご不便をお掛けしたにもかかわらず、差し入れまで頂き有難う御座いました!!美味しくいただきました!

差し入れをありがとございました!

最後にご注意

ご注意です(注意喚起させてください)

皆様に御協力を頂き大変感謝を致します。
御協力の上御利用された方、有難う御座いました。

また中には簡単にキャンセルされる方も居られました、数か月前から何度もやり取りを行い、苦労して日程を組まれたのに残念な事を平気で行いました。(これは大変迷惑です→さらに日程調整の手間、他の御予約者への連絡やお願いと多くの皆様が迷惑を被りました。)
以前からお伝えしている通り、一度キャンセルされた方は次はありません。理由は信用が無いからです,、いや~参りました今回は(も)騙されました。
特別な理由、やむをえない、急遽の理由の場合は考慮しますが、御予約を取られる場合には慎重にお願い致します。

 

次に今回ご紹介をしたシトロエンのお客様のように、新車に近い車両、新規に乗り出す事に全体の保護は当店の得意としている所です。お客様も最初の御相談で当店へ施工検討商品を御連絡を下さいました。
※もちろん新車、中古車、研磨ありも喜んでお受けします。

当店から発信する事は、良く巷の御紹介で”数ある中から当店を御利用~”とありますが、”数”はありません。限られています(笑)、簡易やソレっぽい所*5は数ありますが(苦笑)
お客様が選択したり下調べが間違っていない事をお願い致します。
私から言わせていただければウチはコンペティター*6はいません。要するに磨きだ、コーティングだと同じに見えるが、やり方、理論もそれぞれです。正しいのと間違いやあやふやの線引き、証明、表現が難しく、どれも同じに見えるなどもどかしさもありますね。お客様の判断もどれが正しくてというのは難しい所ですが、WEBなどで検索、情報を収集する上で、書いてある事が全部正しいとは限りません(どうしても金儲けの為に良い事が書いてある、知識不足や見識不足も大いにある)。どうぞ慎重に的確な判断をお願い致します。

 

 

*1:2CP レッドでも怪しげな表情のパール色

*2:テールライトの素材は主にアクリル樹脂です。ポリメチルメタクリレート[PMMA]。因みにHONDAさん本田技研工業(株)さんなどではこの素材を再利用させるために回収、粉砕などを行い、再度テールレンズを製造するそうです。このような仕組みで行う事は使用済みの製品を資源とした同製品製造という事で水平リサイクルと呼ばれます。

*3:衝撃吸収材[パネル]=この表皮に使用される材料は熱可塑性ポリウレタン材[TPU]になる。特殊なTPUで開発したBASF社によると高引張強さ、耐摩耗性、弾性、低温での耐衝撃性、耐薬品性に秀逸な特性と、薄肉品でも優れた表面性をも維持する。更に傷つきにくく、耐候性・耐紫外線性に優れと高品質らしい。因みに150度までの高温に耐える、シトロエンのパーツ構成からエアバンプとボディ周囲の樹脂は別素材と思われます。補足として外資系企業だがJapan拠点では当県にもその研究施設、生産拠点が古河市、グループ企業がBASFと住金で株式所有比率それぞれ50%で坂東市にあり。

*4:耐熱性に優れ強靭な性能を求められる為、硬度や原材料は限られる。

*5:下積みや修業をしてこないという事です。ビジネススクール(数日間程度~)でお金を払って一夜漬けで開業!同じ方法であれば誰でもコーティング屋が出来ます。ただしこの方法を取ると失笑をもらったり恥をかく事があります

*6:競争相手や競合はいない:基本に忠実、正確な理論を前提にの技術作業,、他の店や他人がすべて指一本の動作も同じであれば、又は方法が同じであれば競合もするが施工者側から見ればコーティング、磨きと言っても違った事がある、そもそも理論性に違いがあったりするので別物