早期御予約のお客様です、納車まで十分な期間中に御相談をいただきました。施工内容も吟味してご入庫まで準備万端といったところでしょうか。
納期についてはかなりお待ちにになったようです、その待ち期間中に御相談をいただきました。実際に当店でボディコーティングの御相談、御予約をいただいたのは納車日の約4ヶ月前になります。
※御存知にの様にオーストリアの開発・車両組み立てメーカー製造(自動車メーカーではない)、海外生産なので尚更納期も判りづらい。
※当店での納車日未定の場合実際の納車日が迫れば優先的に入庫日を御用意いたします。例)来年の何月頃等でも早期御予約として承ります。
施工御注文内容
ボディコーティングはお客様が事前に検討されてきたもの、そして車両全体、細部(ボディ内)までコーティング出来るPremium course(プレミアムコース)でオーダー。次にアルミホイールコーティング、内装に至ってはレザー部へのコーティングになります。
車両情報
新車DB06型、RZ、ボディカラーは「ホワイトメタリック」【D01】
因みに塗色の「ホワイトメタリック」とは3コートパール。カラーナンバー表記もフード裏に判り易い。通常なら基本はコーションで確認ですがシンプルと優しい表記はどんな意図や規定があるのか？単なる製造元会社の仕様に倣ってなのか？
参考までにパールの斑(ムラ)、
画像では判りにくいかもしれませんが、目視では確認できます。比較的広い曲面になる部位、クォーター～フェンダー、となります。環境の光量や透かしでの目視により気が付く人もいれば、全くスルーする方もいるかもしれません。だからといってもこれを現段階で解決や変化をさせる事は不可能ですが・・・
コーティング前の準備と洗浄
細部や細心の注意を払えば不具合と考えられる所はあります。特に輸入車やディラーの雑な扱いや注意を払わないなどが重なれば納得をしない部分もあるでしょう。神経質に拘り過ぎるのも良いとは言えませんが、何とも腑に落ちない部分など、適当な扱いやこれが気が付かないの？というのも多かった。
こういう例は、何故落とさない？
簡単に取れる汚れ、洗浄や傷除去研磨、塗面全体の洗浄を行い準備はOK。因みに画像を載せたのはほんの一部。数え切れない程と言っていいのは大袈裟ではない。お客様以上に私もガッカリ,、扱いにくいというのは正直なところ。
ボディコーティング
ボディコーティング直前の準備としては、後のプレミアムコース施工も考慮して細部のマスキング作業もあり。結構時間もかかりますし以降の作業の流れにも影響しますので注意が必要。
新車時製造後のシートテープ＋当店での保護テープ、
また、外板では樹脂パーツなども一旦保護のマスキングもあり。
基本の外板のボディコーティング、
仕上がり具合やボディ面のチェックを、
まだ先は長いのですがこの段階で既にグッタリ(汗)
Premium course(プレミアムコース)
外板の通常のボディコーティング終了後、一部を除きプレミアムコース施工へ移ります。一部というのは乾燥やその他マスキングの都合です。直ぐには触れない部分や部位を言います。
Premium course(プレミアムコース)とは
コーティングの施工方法は通常外板パネルのみですが“プレミアムコース”では各ドアパネル内を開けた所、エンジンルームフード裏などにもコーティングを施します。
この施工法はスプレーガンを用いた方式で細かい部分や入り組んだ部分へコーティングが可能となります。特に目新しい施工法ではありませんが、多種溶剤、塗料等を扱う当店ではスプレーガン等の器材、特殊な施工法も可能です。
※クォーツやアクアミカ、トレスマイルなどをご存知、聞いた事がある方は施工の趣旨は御理解頂けるかと思います。また、不明な点、検討してみようかなぁ～という方はお見積り時に御相談下さい。新車時の施工御相談時にはこちらからセールスはしていませんからお声掛けください。
※通常ボディコーティング＋別途費用 ※一部ボディコーティングとの組み合わせ非対応あり ※施工対応可能には新車、又は細部等がそれに近い良好な状態など、一部対応不可や制限がありますので御相談によりとなります。※施工の注意点など事前に御説明を致しますのでご了承とご理解の上申し込みください(御注文を承ります)。
当店から一言、こちらから大きくセールスはしておりません、しかしながら車両保護、美観維持、お手入れ軽減等を望まれる方(しいて言えば違いの分かる方)から御注文をいただいております。当店ブログ等での発信からご検討とご相談をいただきますが、皆様のご理解、意識が高い方が多く、更にプレミアムコースを選択される方の多くは他部位等にも施工、フルコース的な御依頼となります。
この車両は施工面積が大にあたります。車両の流れる様なフォルムとボリューム感から内板等の面積も比較的多く、そしてフード裏のインシュレーターは無し。フード裏に関してはコーティング剤も多く消費しました。ましてやノーズが長い為手がと届きづらい(笑)。
サイドステップ端(外側)～シートまで距離がある。
ほぼフルカバーだが雰囲気は他とは違う。
全ドア開閉までの写真はありませんが、プレミアム施工終了です。御承知かと思いますが工程毎に車両マスキングは貼ったり剥いだりの連続。手間(技術面も含めて)がかかる、材料が嵩む、等は費用もそれなりにUPします。
アルミホイールコーティング
次はアルミホイール専用コーティングです。少しだけ書きますけど部位や素材に合った、合わせて作られた、処方された専用コーティングでなければダメ。それも信用できるメーカーというのは成分開示(全ては開示されませんが)なども説得力も大になりますね。
アルミホイールは純正、1９インチ鍛造、肝心な塗色は艶消しダークメタリック。 マッド仕上げの為事前にコーティングメーカーさんと確認、施工法の注意点、効果、などを何度かやり取り(この時期に多数の艶消しホイールの御依頼された為、施工技術面や施工後のお客様への喚起等)。
お渡しまで時間もあるし乾燥には安心感もあり。
参考までに専用品というのは施工後即走行しても耐えるように処方されています。という事でもお車引き取りまでに余裕の時間は安心感も増(心配性ではないが、感覚論として一定の安心や安全を担保したい)。
室内レザーコーティング
室内等に用いられる皮素材にコーティングが施工できます。商品に対して詳細はあるのですが、車両の施工事例をメインにご紹介だけで締めたいと思います。
作業的には新車施工なので最初はエアブローが主。隣接する部分への養生もありますが室内は可動範囲が狭く動きは制限されます。
申し訳ありませんが作業の全部を写真を撮ってる余裕がありません。
峡間の室内移動と作業。
本革でカラーはタン。
他のお客様で検討や興味がある方へ、感覚や一例として言いますが、一般的に考えれば新車を購入時が施工タイミング。
また注意点としてあまり神経質に捉えている方などには不向きとなります。何故ならば視覚的効果などが判りづらいから。部類としては機能性コーティングとなるのか？
完成
何か物凄く長い道のりのように感じてしまいますが、こちらの車両の様にフルコース的施工のお客様も少なくありません。冒頭でも述べたようにお客様は初めて来店された時には車両を包み込むようなイメージでプランを練ってきたと察します。凄くセンスがある方だなぁ～と、思っていましたからね。
車両の構成上,素材の特性にはデリケートな部分あり、更に輸入車的要素、触れる事を拒むような作りでもあります。大変難しいというか悩ましい所ではありますし、当店の施工や扱いがお客様に満足感を与えられるか？と、預かり中は神経を尖らせた事でした。構成上や○○など輸入車、販社などによりそれぞれ、気を付けないといけないところなどは、御相談時に御案内させていただいています。新車を買って、新車に近い車両を買って皆さん気持ちがHighな所へガッカリさせる事もありますが、参考までに話を聞いて下さい。
