茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

トヨタ シエンタ 新車ボディコーティング 樹脂部コーティング

2022年8月23日発売、9月店頭発表会9月3日、4日の最新のMXP型シエンタ、新車ボディコーティングを承りました。

トヨタ シエンタ

詳しくはアレですが、お客様は先行予約の上御契約、正式発売日から1ヶ月待たずに9月中旬には納車されてしまいました。

トヨタ シエンタ

整理すると、御契約から半年や一年待ちの納車と思われていたようです。と、思いきやのほぼ待たずの納車→という事は当店へ早速の御連絡(正直かなり日程を調整、予約済みの方にも御協力依頼)予約待ち等では皆様に御迷惑をお掛けします。

※ブログ掲載には遅くなってしまい申し訳ありません(4ヶ月かかってしまいました)

新車購入では新型車両の場合、発表前、先行予約など早い段階での御契約は必須です。車が出来ない、部品(特に電子系)が無い、とは言いますが、そうは言ってもある台数は出来るのです。新型車の場合は最初のラインに入る予定を組まれます。これから発売という時はこの初期ロットに入れば然程待たずに納車される可能性は高くなります。

※各メーカーの生産事情やオーダーされた車両のオプション、カラーなどの条件も関係しますので確実にという保証はありません

 

車両情報

フルモデルチェンジした全体のフォルム、デザインは最高(個人的見解を含む)。そして何よりもボディカラーは”アーバンカーキ”【6X3】です。現行RAV4での同色も施工例があり良い色と認識していましたが、このシエンタとの組み合わせも最高です(個人的見解を多く含む)。私が良いという理由(塗色)はアース系のカラーで凝った色作りをしていないからです。データ*1を見ると4色程度で構成されているシンプルなカーキ色。飽きが来ないシンプル色なのです。

トヨタ シエンタ アーバンカーキ

ボディコーティングは勿論の事、車両構成上随所にみられる樹脂素地パーツもコーティングを依頼されました。

洗浄と下地作業

各種洗浄を行いました(画像はありません)。
その洗浄前ですが車両を持ち込まれて、最初に目についたのはコレ↓

拭き取り残

拭き取り残

車両全体の拭き取りが甘いです、洗車等のお渡し準備時かどうかは判りませんが、適当というか雑ですね。私の経験上雑な部分を見た以上何かあると構えてしまいます。ただ、こういう事になる原因などはこのボディカラーにもよります。要するにこの様なアースカラーはパッと見では綺麗に見えてしまう、傷やシミなどの不具合も見えにくいという事になります。しっかり塗面状況を確認するにはそれなりの環境が必要になりますし、一般の方がそこまで気にして(し過ぎて)見る事もないと思います。皮肉にも売っているディラーマンがそこまで見てお客様に渡している事はありません(稀ですが中には滅茶苦茶管理されているDマンや販社もある)。


さて、話が進まないので洗浄中~後までに全体の塗装ブツを拾います。拾うといっても処理はしません。基本的にメーカーが出荷したものにペーパーは当てません。但し状態確認を含めてそこまでほぼ見ています(見えてしまいます)。メーカーや納整が修正を施し、その痕跡が再修正が可能な場合*2は私は修正します。そのような例が多いのはメーカー毎、又は車種、塗装種、塗色、他の諸事情などによります。

ではこちらの車両シエンタはどうだったのでしょうか?
比較的多めのブツなどが存在しました。そして潔いのか?全く無視なのか?見落としなのか?真偽は判りませんが結果スルー状態でした。このスルーの仕方は経験上から初期(2012年~)のトヨタ86などのパールホワイト*3は同様の感じでしたね。
だから何?かもしれませんが塗装にブツ、塵、ゴミ、異物が入っていても当たり前と私は解釈しています。無いに越したことはありませんがね。

次に確認していて気になる部分は、

塗面の詳細 ディティーリング・塗装確認用照明

塗面の詳細 ディティーリング・塗装確認用照明

一見綺麗な様でもこの様に色々と雑な部分が垣間見えます。全体を見て行けば随所にあります。そして、この様な場面も、

ドアアウトサイドハンドル周辺 ゼブラ照明使用

お馴染みの汚れから乾いて、又はふき取りが甘くなどの例ですね。
因みに照明の話ではありますが、私自身は自分の城で商売をしていますので好き自由に多種照明を兼用、使い分けをしています。
目的別とする場合、研磨時の照明を第一に考えてしまいますが、非常に重要なのは研磨前の状態確認、全体像を確かめる客観的に見る場合は”ゼブラ照明”を好みます。ただ、塗面状況を確かめる場合は好みではなく絶対的必須環境となります。多くの塗装を触る、携わる、見る作業を行う人間は知っているのが当たり前の事なのです。通常生産ラインでもおなじみのゼブラ照明、これには理由があります。
AI外観検査以降の人間の目視検査では自動車メーカー各社では 

※※・・・・

大変申し訳ありません※※の部分から急遽切り取らせていただきました。あまりにも長文、そして施工車両の御紹介に差し支える事となりそうでしたので別の機会にとさせていただきます。下記の記事でも”クロス”について切り取り保留させている部分があります。

トヨタ クラウンマジェスタ ボディ研磨コーティング - 茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

機会があれば併せて(まとめて)記事にする為に、編集途中とさせていただいています。
シエンタのボディチェックはゼブラ照明(キャスター付き簡易型)を使用しました。ラインではないので自分で移動しなくてはなりませんからね。

ゼブラ照明

最後にですが多くはありませんが、一部の擦れていた所(薄傷)などを修正させていただきました。

研磨修正中

ボディコーティング

いつもの通りボディコーティングでは何もありません。

皆様から御指名の多いコーティングタイプです。

ボディコーティング施工中

ボディコーティング施工中

施工は終了、何も書かず前に進ませていただきます。

 

樹脂未塗装部専用コーティング

事前に御相談からボディ構成上の比較的多い樹脂部、施工を御検討されているという事でした。
パーツの1~2箇所であればメモに記す程度でお受けしますが、複数個所などの場合は受け入れ票を使用します。

受け入れ状態票

大概はこの様な白黒画像上に施工個所などを記入します。大まかな計測ですが施工個所が多ければ見積りで割引とさせていただきます(値引大はボディコーティングと同時施工に限る)。

樹脂部専用コーティング

丸印部などに施工しました。
目的は保護になります、但し完全防御は出来ません。当たり前ですが効果は樹脂表面部の劣化を遅らせる事になります。
ボディコーティング剤の流用ではなく樹脂素地専用に作られたコーティング剤です。

ヘッドライトコーティング

こちらも防御目的ですが、時間の経過により劣化はしますが、そのスピードを遅らせる事が期待できます。耐久性や効果を表現するのは難しいですが、樹脂部と同様に屋外の諸条件やお手入れ状況にも左右されます。

ヘッドライトコーティング

ヘッドライトコーティング

勿論の事ですが専用コーティング剤になります。

完成

完成です!

トヨタ シエンタ ボディコーティング

 

トヨタ シエンタ ボディコーティング

トヨタ シエンタ ボディコーティング

車両全体を保護する目的で各パーツ別に専用コーティング。一つのお勧めの施工方法となります。必要・不要なのかの判断はお客様に委ねますが、車両美観維持、保護、劣化遅延、お手入れ軽減、いわゆる”タイパ”*4、などの補助には有効的です。

トヨタ シエンタ ボディコーティング

トヨタ シエンタ ボディコーティング

販売する立場ですが施工商品が売れる売れないは別として、全体を包み込むように(本来は大げさな表現になるので”要所を抑えるコーティング”が適切かもしれない)施工されるのは反対はしないですね。

最後にお客様には大変御協力と御理解をいただき有難う御座いました。
また、入庫に関して日程の問題などもありお手数をお掛けしました。
勝手な感想を一つ付け加えると、アーバンカーキ×各所のブラックがコントラストが良くお洒落ですよね!

*1:ここで言うデータは自補修塗装の調色、塗装種や他の条件で僅かに違う場合あり

*2:重化学工業:工業製品(製品)とするもの、ロボット自動化でも不具合は出る。その不具合は検査後・出荷時に修正痕を残さないのが理想

*3:富士重工業製、以前はスバルサンバー、その昔はアルシオーネを流していた生産ライン

*4:タイムパフォーマンス=時間対効果、時間効率、時間を消費したくない