お見積り時は夜間になり遠方から御足労いただきました。車両はスポーツワゴンタイプのプジョーの308SW。
車両情報
※時間に押されていて入庫時の車両写真は無し
塗色はぺルラ・ネラ・ブラック【KTV】2コートパールでパールの深みや角度の違いでの変化は少ない。どちらかというとソリッドブラックに近い表情。その為傷やシミがあれば目立つ(見えやすく)事になります。その理由は、原色ディープブラック75%+チンチングブラック12.2%、パールコンク3種僅少。少量雲母により入射光が少なければ反射光も少なくという所。
車両状態
各所の状態は、
一番の汚点は、
毎日これを剥がしていた経験(以前の職種です)から、機能性材料のラップガードフィルムの跡。車両はお客様に渡る前はディーラー所有(展示や試乗車等)だったらしいです。この糊跡はお客様へ保証と一緒に引き継がれます、、、ではないのですが、ダメなんでしょうね、気が付かない、判らない、気にされない、etc
多々ありますが、数えるとキリが無いので洗浄、
撥水というかあまり歓迎されない状態。汚れが溜まっていたり蓄積されているようです。それよりも濡れている所と濡れていない部分に注目、色相が違う、塗面は本来の色とはかけ離れているようです。理想は黒はより黒らしく・・・
反応しているようです、虹色に反応、油脂分や汚れが浮き上がっているようです。細部と塗面洗浄が終了すれば研磨作業になります。
研摩作業
全体的に見るとグルグル回っている部分、横に走っている部分、ある一定に研磨すれば良い訳ではなく、傷の入り方や深さに合わせ状況により。
研摩例としては、
そして研磨後、
つづいて次の例は、
もうちょっと近くで、
研磨後は、
正しい発色へ導いてあげる感じ。
ボディコーティング
いつも通り何もありません。
完成
感想を一言、ボディパネル構成に溝(みぞ)が多すぎ。この車両に限ってではないが洗浄、そして研磨するにも機械(ポリッシャー)が使用できな場合はハンドポリッシュなどで対応、これが非常に手間がかかるのです。