茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

千葉県からニッサンJUKEボディ研磨編 研磨後の変化!ニッサンJUKEアズライトブルーに注目!#ボディリフレッシュ #塗装研磨 #ジューク

 千葉県からニッサンJUKE ボディリフレッシュ編 からの続編になります。今回の記事はボディ(塗装)研磨のみをお伝えします。塗色はニッサン”アズライトブルー”色になります。

ニッサン ジューク ボディ研磨

【ご注意】
この記事から試験的にサブタイトルが挿入されます。AI生成によりSNS、検索等に対応した文言やワードが入りますのでご了承ください。(不具合、不都合、他理由につき早期に修正や削除する事もあります)

ニッサン ジューク ボディコーティング他施工完成時

作業全体は技術に+されたのは問屋さんがお勧めしてきた新型の研磨剤を二種使用した事です。使用する材料等などは日々進歩しますので施工者自身が合わせたり、自身の技術にドンピシャだったりすれば出来上がるものの品質向上にも繋がります。

車両全体の施工の流れや詳細は”ボディリフレッシュ編”をご覧ください。

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研磨前の全体の様子

おおまかに塗装状態を見てみましょう。

入庫時の様子

運転席ドア外側に立ってみる様子。

入庫時の様子

入庫時の様子

陽の当たり方から様子は良く判る、おそらく多くの方は洗車機使用かと思われるのでしょうか?

屋内で見る研磨前の状態

研摩前のこれは凄いな~という状態を少し。照明を用いた状態確認です。

研摩前 フード

研摩前 ドア

写真の撮り方にもよるが、実際の目に映る時に「これは撮っておかないといかん!」と思う瞬間が多くあるのです。
それでは実際に研磨作業に移ります。事前の洗浄や他作業は前記事を参考にされて下さい。

塗面研磨作業

何の為に磨くの?という所から御説明をしたい所なのですが、長文を避けるために割愛します。それから多くの方が勘違いしている、または御存知が無い方が居られます。研磨前には各種洗浄という作業があります。特に塗面の洗浄は研磨前に必須で研磨以上に時間や手間を要する場合があります。

研磨開始

マスキングテープは研磨する部分毎に貼っていきます。この車両は樹脂部の劣化も見られ、その後の専用コーティングへの影響も考えられるので慎重となります。貼り方や順序、などはケースバイケースです。経年車、中古車は素性が判らない事もあり、補修塗装歴、その塗装の善し悪しで糊の影響、ポリッシャーの加圧、研磨剤、手を加える事には各パネル毎に確認が必要です。

ボンネットの研磨作業から、まずは研磨前の状態です。

フード研磨前

左横から見てみると全体が白くモヤモヤとしています。本来の発色はほとんど無いと言い切れます。

蛍光灯の当たる(映る)部分には深く長い直線状の傷があります。

フード研磨前

フード研磨前

全体を覆う様な洗車機傷より数段深い様です。

準備は整いました、研磨開始です。
まずは、研磨前のフードの様子、

フード研磨前

向かって左側から研磨を行い、中央付近でストップしてみました。

研摩中

これは初期研摩と言い、まずは最初の一発目です。ここから何度か研磨剤やバフ、必要であればポリッシャーも替え仕上げ工程に向かいます。最初の研磨時点で本来の蒼(青)味の発色へ変化しました。

未研磨部

未研磨部も青っぽいですが塗色の深みなどは一切ありません。
この残部分も研磨してフードの研磨は終了です。
※段階を踏んだ工程(初期研磨~中研ぎ~仕上げ研磨~濃色仕上げ)は省略します

フード研磨後

フード研磨後

”研磨開始です”といった所の写真と比較していただくと違いはお判りかと思います。

フードと隣り合わせのフロントフェンダーの研磨前後は、

フェンダー研磨前

フェンダー研磨後

発色の違い、この塗色の表現力が全く変わりましたね。

次はクォーターパネルです。
※記事の構成上研磨順ではありません

右クォーターパネル研磨前

車両の右斜め後方から写真を撮っていますね。

研摩中

フェンダーとの立ち上がりなど段差やパネルが直角なっている形状。これもケースバイケースですが径が大きい物、中間の径、小さい、さらに小さい物と使い分ける場面が多くあります。シングルポリッシャでしたらエッジを立てる(時計の針で言えば10時を指す所が最大研磨力)事により自由に操れます。私が使用する研磨システムにはシングルを用いた難易度の高いものもあります。シングル、ダブルの組み合わせ、それぞれ良い処取りも可能。

右クォーターパネル研磨後

次はドアパネルの研磨になります。
ここで下準備時の不足箇所を追加で入れています。

研磨前の塗面を整える作業

ドア2枚のみだったでしょうか、異物付着などの醜さから特殊洗浄剤と特殊クロスでの作業が発生しました。以前にも何度かお伝えした通り研磨を行う為には色々な作業が発生します。突然の初っ端からの研磨開始はありえません。汚れや付着物、傷、シミ、全てを一緒に研磨する事により、研磨作業の時間が余計に多くなる、研磨は回転運動が主です、全部かき混ぜる様な研磨は不要な傷も入れてしまいます、研磨数や研磨量の増大により膜厚は減る、塗装に負担は掛かるなど、何もメリットはありません。
何度も書いている事ですが、研磨は機械を回して磨けば良い、、、という訳ではありません。

それでは右サイドの様子です。

ドア研磨前

ドア研磨前

いい感じに傷が浮かび上がり畝っています。言い方は悪いですが画に描いたようです。

ドア研磨前

それで、隣同士の前ドアとクォーターパネルを先に研磨すると、この様な違いが出ます。研磨後のパネルは不要な、または不自然な反射はありません(極力少なくなる)。

前後パネルでの比較

そろそろ終盤に差し掛かった頃、反対側のパネルは、

左サイド研磨中

こちらはドアは研磨済、クォーターパネルは研磨後。
太陽光の下、照明照射時とはどの位の違いがあるか?車両後部のみ一時的に屋外へ(最低限の短時間)。

左サイド研磨中 確認

この角度はエグいかもしれませんね、全くの別物と表現させていただきます。でも、これを見て再認識するとクォーターの研磨していない状態がボディ全体だったのです。何かゾッとすると思いませんか?研磨後に新車と同等や新車以上にはなりませんが(誇大広告、大げさな表現は要らん)、塗装を正しい位置まで再現できれば誰でも納得できる事でしょう。
余談ですが誰かこの状態(一パネ残しで)で街を乗って見て欲しい、勇気がある方、宣伝方々にね(笑)
少し失礼な話となってしまいましたが、研磨前後の変化は大いにあるという事ととなります。

完成

完成です!

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

塗装表面が全く変わりました。
表現方法としては完全に修正やリカバリー出来るのではなく、そして新車以上などとは言えません。意外と騙されてしまう方が多く居たり、何を信じていいのか判らなくなってしまう方も多いと思います。それよりも実車での何をやってるのか、その作業後の変化を感じ取れる方が具体性もあり、症状に対しての正確な理論を用いた対処法を少しでも知る事により施工に対しての整合性も取れる事です。

※預けてキレイになれば(なったような気がすれば)よいと単純な方はそれはそれで良い。また反対にあまりにも神経質やネットで覚えた情報を元に能書きのみ、拘りすぎる方は他人に任せるよりご自身で完結(自分でやれという意味)すればヨシ!となります。

終了となりますが、ボディ研磨以外の作業は前記事をご覧ください。

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まとめ

施工が終了して各お客様に伝えたいことがあります。

【気を付けていただきたい事】

以前研磨歴がある(特に粗悪、前施工歴の様子が判らない、等々)の場合は、作業を行いません(お断りする可能性が多くあります)。リスクも大きくなりますし、そんなに何度も研磨できるものではありません、塗膜は限られた量しかありません。
可能な範囲でお受けする事がありますが、大きな成果(美観回復)が得られない場合もあり。

こちらの車両”ジューク”を例に下記の項目を述べてみます。

【良かったところ】

美観回復は出来ました、ここで充分と書きたい所ですが、感じ方は人それぞれです。塗装上の模様(主に傷を表します)が可能な範囲で無くなりました。他の施工車両と比較すれば回復力は高かった事です。依って本来の塗色の発色+艶感は復元出来ました。

【悪かったところ】(不足する部分や不可能だった部分)

上記に回復力は高かったと述べましたが、深い傷、一部塗装不良部は研磨の限界がありますので残る事になります。但しその様な不具合症状も目立たなくなったりします。

フードの深い傷の処理

因みに塗面とカメラレンズの距離はかなり近くマクロ撮影になります。その事からどちらからというと、良く見える環境下で近くでまじまじと見なければ判りづらいという事になります。写真の様に深い傷は痕跡が残ります(横に走る線傷跡、フードにあった物凄く深い傷です)。また、小さく深いシミ(ほとんど塗膜が壊れている)は残る事になります。これは残るという事、言い換えれば業と残すという方法にもなります。研磨前の現状で傷の深度を計れば(目視計算)、クリヤ層を傷深度の一番深い所へ照準を合わせれば、残膜厚数が深刻な状態になるというのは判る事。ただ磨けば良いではなく、足し算引き算(足すは無いが)、計算の上作業はするのです。クリヤ層膜厚予想数に自身が使う研磨システムでアタリをつけながら、そして数ミクロン、シビアな、、、、話が長くなりますので終了とさせていただきます。
”気を付けていただきたい事”の項で書きましたが、作業センスが無い、得体の知れぬ磨き歴、どれくらい磨いたかも判らない・・・などは恐ろしい事。それを引き継いで研磨や修正などは危険すぎる。
だから、いつも言っていますが何処でも同じでは無い(コーティング屋選びに際して)、各お客様には御注意をされたし。

 

それでは、長らくご紹介をした”日産ジューク”は終了です。

日産ジュークのお客様には遠方千葉県から大変有難うございました。
施工に対して不足する部分もあるかもしれませんが改めてお礼申し上げます。