ボディ磨き編からの続きとなります。コーティング施工や他作業の御紹介です。
研磨に数日費やし(他作業、洗浄等含む)、コーティングから完成となりました。
毎度の事ですがコーティング作業については、特に書く事は多くはありませんので研磨編で書ききれなかった部分等を書かせていただきます。
そして最終完成の写真までの流れになりますね。
ボディ研磨、塗面状態などはボディ磨き編をご覧ください
各種洗浄
今までの記事では「こういう細かい所も・・・」という意味合いや表現で漠然と御紹介していました。
お車をお預かりして洗浄というのは大きく分けて三通りあります。
- 車両、車体洗浄・・・洗車や下廻り洗浄
- 塗装パネル洗浄・・・塗装面の特殊溶剤による洗浄
- パーツ間、際の洗浄・・・エンブレム、モール際、パネルの隣接部の洗浄
こういう風に書くと洗浄別が判り整理された事になるのかな?
車両、車体洗浄
車両全体を洗います、いわゆる洗車ですね。大まかな汚れを落とします。画像はありませんがこれは判りますよね。直近で洗ってあっても当店にご入庫するまでに埃が載ったりしてしまいますからね。
そして、下廻りの洗浄、
上の画像は今回の車両とは別車両ですが特にフェンダー内からロッカーパネル下、シャーシー等を洗浄します。塗装パネル部に限らず車両全体が綺麗になるように、こびりついた泥汚れも落とす作業です。
ホースでチョロチョロではなく高圧洗浄機を使用しますので、頑固な汚れや普段手が届かない部分までキレイになります。
POINT!
この場面で(他の場面でも)重要なのは最も適した洗浄剤、溶剤が重要となります。
当店では業務用品をメーカーからの直接取引とさせていただいております。卸を挟まず製造メーカーが直接来られる場合が多数あり。
塗装パネル洗浄
塗装面を溶剤で処理しシミやスケール、鉄粉等を除去します。塗装面は研磨、磨く事で削り落としてしまえば、、、と思いがちですが研磨一本で処理をすると塗装膜の減少大となり、以降の塗装耐久性などに多大な影響を与えます。
ただこの場合闇雲に強溶剤を使用するのではないのと、いかに有効性がある材料を使用すかは大事かと思います。
当然これらを使用するにあたって、経験と知識も必要になりディティーリングスクールで一夜漬け開業店とは全く違う事は一目瞭然となります。
他車種の作業時ですが洗浄剤による反応中。
POINT!
この場面で(他の場面でも)重要なのは最も適した洗浄剤、溶剤が重要となります。
当店では業務用品をメーカーからの直接取引とさせていただいております。卸を挟まず製造メーカーが直接来られる場合が多数あり。
パーツ間、際の洗浄
ボディ(塗装面)は全くの平面でありません。汚れや水垢、シミ等は普段のお手入れが良くても狭い部分、エッジングが鋭い部分、モール廻り、エンブレムやオーナメント廻りには汚れが溜まる傾向です。
これから車両を預けてお車をキレイにしたいという期待に応えるには、この様な細かい部分にも洗浄を施すのが当たり前となります。
有名なガソリンスタンドの簡易施工や低価格が売りの業者などではこの作業は行っておりません。当店に他店施工歴がある車両も多く入庫しますが、この様な汚れの上からコーティングを掛けて閉じ込めてしまいますから見た目の悪さはどうしようもないとなっています。何万円も払ってもガッカリする内容となりますね。
当店施工では、
因みに塗面(ミッドナイトブルービームM)以外のメッキモールの汚れ除去、必要に応じて研磨(別料金の場合もあり)なども行っています。
↑ この様な場合可能であれば塗面と同時に作業させて頂いております。
※重度の症状や作業増の場合別途料金が発生してしまいます。
POINT!
この場面で(他の場面でも)重要なのは最も適した洗浄剤、溶剤が重要となります。
当店では業務用品をメーカーからの直接取引とさせていただいております。卸を挟まず製造メーカーが直接来られる場合が多数あり。
同内容のポイントが何回も出てきてしつこいようで申し訳ございませんm(__)m
最後に各洗浄はある程度の手順や工程順がありますが、お客様の車両状態に応じて、施工商品の注文数により、また効率良く進める為に臨機応変に完成に向けて行います。
そして、良い洗浄剤、溶剤でも使い方が判らなければ何の意味もありません、宝の持ち腐れというやつです。メーカーから出てくるケミカルデータ、汚れの種類見極め、作業経験値なども必要とされるでしょう。当店ではケミカルメーカーの選択に自由度を持たせています。メーカーがサンプル等を持参する事も多く、また使用感等をモニターとして意見をレポートしています。
試しに当店のバックヤードをご覧になってください(笑)
自分でも良く判らない位ケミカルが並んでいる事でしょう。
またまたですが、有名なガソリンスタンドのコーティングと言われる物は自社のマニュアル通り、ルーティーンで行いますので、傍から見れば汚れが落ちても落ちなくても・・・みたいに感じてしまいます。だめだこりゃ(笑)
こういう作業は本来泥臭いというか、地味な作業ですから”形”や作業者の見た目では無いのです。
ボディガラスコーティング施工
脱脂作業を行いコーティング作業になります。
脱脂とは・・・
コーティング作業の場合、簡単に言うと塗面上の油脂分を除去する事です。
簡単に捉える方、奥が深いと感じる方と、、、二通りのパターンがあります。
塗装が出来る方は十分理解度が高い傾向です。何故なら塗装の場合脱脂が不十分であれば”弾き”という現象が発生し不十分であった結果を直ぐに知ることが出来るのです。
コーティング作業の場合実際にはそこまでの変化が起こりませんので、気付きづらいという事もあり自分は出来ていると勘違いしてしまうのです。
※使用コーティングにもよりますが実際には化学変化もあり、目で追う事も可能です。
どんなに良いコーティング剤でも脱脂作業が不十分では結果は台無しとなってしまいますよね。この作業、場面とは実際にはお客様には表面化しませんが、私自身はかなり重要視しています。
そしていよいよコーティング作業
写真はこれしかありませんがこの後完成です!
車両完成
何枚か写真を撮ったのでご覧ください。
以上完成となりました。
作業御依頼を最後に、、、
- ボディ研磨(施工済みガラスコーティング剥離含む)
- ボディガラスコーティング=エシュロン
一般的にコーティングばかり強調されますが、研磨、下地や細部の各洗浄が全体のクォリティを上げるには欠かせない作業です。闇雲に研磨し過ぎない(塗装を削らない)なども大きい声で言いたい所です。
各洗浄は研磨料金に込みというのが基本となっております。重度の作業やご要望等では別途料金を頂く事もありますが興味がある方は無料お見積りをお願い致します。
※現車を見せて頂く事で料金が決定します。価格表を参考、目安、基準となります。
低料金を要望する方もいらっしゃいます(誰でも安い方が良い)
料金の仕組みや内容、これらを知って頂く事で御理解をいただけると幸いです。
洗浄でもない研磨でもない作業
こちらはお客様と相談しての作業となりました。
旧コーティングのステッカーとその右隣のディーラーステッカーが破損や汚れが蓄積していて見た目が良くありません(この状態では車両が10年位前の?みたいに感じ取れてしまいます)
糊跡に加え土汚れも含んでいました。
作業後はスッキリです!
因みにですが旧コーティングの保証というものは
本田技研工業株式会社WEBサイトより
新車施工後、年1回の無料点検をお受け頂くことで、向こう1年間ずつ(最長5年間)光沢保証が継続されます。
だそうです。
この意味について不明、疑問な点は当店へお願い致します。
保証とは別な話ですがシャトルサイズで85,000円前後です(おそらく販売店により価格差はある)
当店ではコーティング価格のみで6万円チョッとです!「エシュロン」をかけましょう!!
正しい理論と技術、値段の差、判り易いですね!