ボディコーティングメンテナンスの御用命です。混雑した予約状況から施工日に一カ月以上お待たせして大変申し訳ありませんでした。
以前、新車コーティング施工させていただいたスイフトスポーツです。今回の記事は結果と注意点から記していきます(重要事項です)
新車施工時の記事は、
施工後一年後の結果 Hard Barrier X-OVER
結果と車両状態は良好です(最が付いても良いくらい)。期待以上の状態を保っていました。まず美観現状としては1年経過と走行距離1万㎞未満程度で何処か悪いや、何かを手を加えるという事は全くありません。
例えば排水性、
ルーフも排水性に異常なし、そして目立つようなシミも無し。
全体に問題はありませんが目に見えぬ汚れが堆積しているはずです。基本を抑えた洗浄をしておきました。以前の記事(どの車両かは忘れたが)でメンテナンスのコースを書いていましたが、標準的な基本を押さえた内容の洗浄を行う”標準コース”で終了。
部分再施工
コーティングとは別のお話ですが数か所の損傷等があり。研磨等で傷除去、又は目立たなくなるようにと御依頼。
結果、深い傷(下地が出ている) が多く修復不可となります。
一部僅かに傷が薄くなった所もありましたが、研磨により剥離されたコーティングは再施工になります。(再施工には有料となります)
ミニポリッシャー(50㎜)で最小限の範囲での研磨を心掛けていますが、その周囲から再施工しなければなりません。また、研磨や周囲の状況によりパネルやパーツごとの再施工となる場合があります。
完成 他の部位の状態
完成となります。
この車両の状態が良かったので再度お客様に確認。新規でコーティング施工した状態から特に手を加えていないらしです。例えばオーバーコートの役目をする市販品の簡易コーティング剤、撥水剤等は一切使用していないという事です。
完成写真で判る事はHard Barrier X-OVERの特徴としてスッキリした透明度が高く、本来の塗装(塗色)の表現を映し出します。
新車施工時にアルミホイールコーティングも施工しています。状態は一年経過でも概ね良好です。
ただ、タイヤホイールの損傷が一本あり、よく見るとサイドウォールに問題ありと判断。その後同銘柄のタイヤで交換予定となりました。安全面での重要事項ですので御節介かもしれませんが声掛けは致します。
御注意!
タイヤの劣化などでヒビ割れ、お客様の中には車両販売店などで車検は通ったら・・・などの声も聞かれます。その車検の意味は? というか車検にはほとんど関係ない項目です。
目視で確認、状態によりけりですが走行には危険、当店でもバーストしたお客様の話はよく耳にします。また、個人的経験ですが以前(大昔)には10tトラック運転中に、タイヤトラブルで路上や夜中に一人でスペアタイヤに交換を何度も行っています(運行前点検実施しても)
お客様の中には高速道路を利用されて当店へ、、、という方が大変多いので、危険と感じた場合は声掛けもさせて頂く場合が御座います。
注意点
まず、排水性と表現します!撥水コーティングでも撥水性とは表現しません。
コーティング選択時の御説明などでは?
選択肢の中でそれどれのタイプや違いの表現には”撥水性”ですけど。
撥水というのが安直な感じにも取れるし、撥水の”超”でも精々撥水角120度位ではないでしょうか?もう少し付け加えると表面の処理により滑走性を持たせ滑らせるなどの付加性能もあり。
他に重要事項として、この車両は状態が大変良好でした。
ですが、他のお客様が同じコーティングを使用しても同じ結果としては表れるとは限りません。
車種や塗色の違いなど細かい所から、大きく違う所は各人それぞれ使用・メンテナンス・保管状況が異なるからです。
使用・メンテナンス・保管状況とは?
使い方、手入れ、しまい方ですね、
全てに於いて車両の環境は違いますので結果が変わってきます。
特に比較的大きな割合で違いが出来るのが手入れでしょうか?(本来は全ての要素と組み合わせ)
どんな使用でも、どんな保管でも、それに合った手入れ、そして頻度と正しい(上手な)手入れが出来ると結果も良くなります。
車輛環境や手入れの詳細や説明は今回しませんが、、、
理解できない例
上記の項目が御理解が出来ない例は?
本来理解が出きても、出来なくても、どちらでも構いませんし強制でもありません。
但し勘違いなのか?自分に都合が良い解釈なのか?喧嘩を売っているのか? みたいな話もあります。
◙お客様は「今までコーティングはどんなものをかけても2年しか持たない」断言!
こちらの方は国内外のあらゆる物を試用して公的機関での検査、、、位の勢い(鼻息荒い)
◙お客様は「今まで10種類程のガラスコーティングを試してきましたが良いものと巡り合えていません。
いろいろ試した時期もあり、3Mのポリマーだけの方が雨ジミを予防でき・・・中略
結局、雨ジミがつかない方法などないですね)自分でポリッシングの真似事をしていた時期もあり」
素晴らしいコーティングは何処に?簡易物使用で自身で答えは出ているけど何かが足りない。凄い物、理想の物はあるのか? コーティング出会い系
一般的に御説明を差し上げる時にこの辺りからお話を致します。ご自身のライフスタイルに合わせた車両へのお付き合い方がベストです。無理のない御負担のないレベルでお手入れなどを行うのが良いかと思います。特に濃色車などはその様な御案内を差し上げたりする事もあります。
上記のコーティング云々の例の様に独特の持論については、お二人は”2年耐久””雨染み”かもしれませんが、他に見るお客様車両で2年以上耐久、雨染みが付いていない理由は何でしょうか?
凄いコーティングが存在する・・・✖
正解は・・・使用・メンテナンス・保管状況、他の要素など良い結果だったからでしょうね。
お二人のお客様の嗜好、使い方に合わなかったのか?判りませんが、今回御紹介したスイフトは雨染みは付いていません、2年でコーティングが終了してしまうかは、答えはもう一年の経過をお待ちください。この様な例も、フッ素コーティング9年経過した車両も存在、私の判断では再施工の必要性を感じられずそのまま経過。二年で落ちているのか、落ちていないのかは公的機関での検査やテストには相当の費用がかかりますので行っていません(笑)
この様な角度からもお話しに入っていく事も出来ますね。
確かに雨染みだらけになってしまった、なっていない車両と様々です。因みにウチの車も数台ありますが、一台は雨染みになっていません。なっていない車両はそれなりの手入れ方法(濃色系)、なっている車両は経年と手入れは相応、ほぼ放置です。
コーティングがどうのこうの云々ではなく、、、
考え方の違いなどにもよりますが、コーティングの効果でお手入れはし易い、また、それ以上の効果として美観維持などを高く求めるのであれば、まず自身が考えや方法を変える事も一つの手です。
一般的な広告や宣伝として、良い所(素晴らしい所)が端的に発信されていますが、万人の方や使用方法に全てがマッチングするかとは思えません。
今回御紹介したスイフトは結果が良かったのですが、コーティングが良かったのではない。車両美観維持やお手入れ軽減には一役買っていたり、少なくても補助程度にはなっていると認めて良い。最終的にはお客様の一年間保持のトータル的な環境や条件が良かった事になります。