ミツビシ　アウトランダーPHEV　ボディコーティング - 茨城県カーコーティング店　s-detail’s blog

ミツビシアウトランダーのボディコーティング新車施工を御依頼いただきました。

まずはトップに使用する写真をいつもと変えて見ました。ガレージ内でメインスイッチをONにするダイナミックシールドイルミネーションが点灯。WEBサイトより”印象的な光の演出・・・”とあるようです。

車両情報

入庫日(納車日)が二転三転としていましたが、新車のPHEV車になります。
ボディカラーは”ホワイトダイヤモンド”【W85】。何でも三菱自動車さんではある塗色に関しては”DIAMOND COLOR SERIES”と称して3色を展開しています。即ち色名に”ダイヤモンド～”と付けば”硬質で、鮮明な印象を与える・・・中略、ハイコントラストで輝きが強く、ダイナミックなスタイリングをさらに引き立てます”と謳います。

入庫時状態

入庫時から異変に気付いていました。
イヤ～な予感は的中、一見簡単に見える面倒な症状です。

↑Aピラーです、こういう風に見えたという事は、車両全体全部なのか？

塗面までなっていますし、

ベルトモールも水玉模様。
これを何で騒ぐのかというと、簡単に落とせないからです。
結構な手間がかかりました。
さすが！この販社は何処の営業所でも買っても特徴(失態)があります(笑)
これだけの特徴が見えないのが不思議としか言えません。

それでは気を取り直してボディコーティング施工へ移ります。
各種洗浄等の下地準備時間より、全てのシミを除去する事の方が時間を要してですが・・・

ボディコーティング施工

何も書く事はありませんが施工中の写真をどうぞ、

特に問題が無く終了です。
それよりも、最初の状態が悪かったので、漏れが無いか、不具合が無いかのチェックは複数回行いました。あくまでも人間がチェックしていますのでその精度には限界があるかもしれません。但しチェック方法やポイントなどを心得ていればミスを防げるかもしれませんね。

余談になりますがここ最近利用されたお客様の中に自動車の専門の方が居りました。会話中に何気に「ゼブラ」の事が出ました。さすが！と思いました。ゼブラ照明は品質検査の基礎になります(ゼブラ以外もある)。これは人間が行う目視でも、AI等を用いた画像検査でも基本になってきます。ここでは詳細等は記しませんが(以前も照明に少し触れたが別記事で編集中)、簡単に書くと縦に並んだ照明で不具合を見つけます。例えば人間であれば首を横に振る、目線を平行移動すれば不具合を発見しやすいという所です。あくまでも易しく書いているので何を言ってる？等は勘弁。

※画像検査には多種の方法もあり、その生産工場企業さんや機材とプログラムする企業さんにより特徴が多々あり。

例えば照明の等間隔、その距離、目視の視線ポイントなども大きく関係する事になります。例えばの補足ですが、パフォーマンス(写真写りやお客様の受け狙い)的に照明が一本づつアッチを向いたり、こっちを向いたりしていると、目視確認の精度が悪くなったり効率が良くありません。

何が言いたいのか判りますか？
お客様に向けたパフォーマンス的蛍光灯なのか？表面塗装欠陥検査、塗装品質検査に準ずる蛍光灯配列なのか？と違いがあるのです。
少なくても私の所では品質を重視するので、目視検査のスタンダードとしてゼブラ照明を用いています。

※大変申し訳ありませんが生産企業などではありませんので、簡易移動式、過去の職務経験からの理論を用いた私独自の方法を取っています。

補足：塗装研磨にはゼブラ照明は使用しません。塗装を確認する(多くはクリヤ塗装面研摩)、しながらの研磨時はまた別の照明と照射方法を用います。あくまでもゼブラは照明の変わり処で異変や不具合を見つける方法です。

という訳で気が付けば長話になりましたm(__)m

車を見る、塗装を見るという事が如何に大事かお判りでしょうか？