中古車購入からボディ研磨、ボディコーティングとなります。他に取り扱いが無い施工作業も特別に同時作業させていただきました。
オートバイやヘッドライトリペアなど以前から当店を御利用されているお客様です。一ヵ月程度前に購入された車両という事で御相談を頂きました。予約を多くいただいている中、御相談日から数日で上手く施工に至りました。混雑中でもタイミングにより待たずにご入庫できる事もあります。
御注意!タイトルに”ウィンドウガラス研磨”とありますが現在施工はお受けしておりません。
車両情報
お車はNXのF-SPORTで2016年、ボディカラーはマーキュリーグレーマイカ【1H9】になります。
この塗色(塗装)は括りというか分類すれば2コートパールになります。お預かりした時点では暗いグレーMという感じで、塗面の汚れと研磨による正しい表面に近い所までもっていけばどのように変わるのか?という所です。
事前に御相談現車確認のお見積りに来られた時の話も少々。
当店のベテラン常連さんとお二人で来店されたのですが、助手席を開けた時点でバフ目が回っていました(丁度午後の日射しの角度が塗面をすかして)。
また、フードの研磨痕、クリヤミストの飛散吹きかかり等も見え、補修などもある事を確認致しました。
入庫時の写真が見当たりませんので研磨前時の写真です。
御入庫時の話になりますが、現車確認時にお断りしていたウィンドウガラスについては、再度お互いが見て気になる部分、一目で不具合が見えて目立つ部分(視界に入る)となりますので御相談をしながらリアドア、バックドアガラスにつきましては追加作業で行う事になりました、
※研磨剤を複数種が一台分くらい在庫としてある事とお客様の御理解度が高い事により条件付き施工。
入庫時の確認、各種洗浄
全体の各種洗浄などを済ませて(写真は少な目)、
下廻りは結構な泥汚れもあり、
ホイールも可能な範囲ですが洗浄。
勿論、塗面の洗浄(特殊溶剤)は数度、数種と分けて行い研磨前の下地を作っています。
パネル廻り込み部にはクリヤの固着など、、、
等々・・・
各パネルに問題を抱えていますが、ここでは全ての詳細を書きません。
お預かりに於いては全パネルの確認は出来ています。ブログであまり詳細を書いてしまうのも時(とき)には失礼に当たりますので控えます。
研磨作業
塗面の状況を把握した事で研磨を開始します。
研磨前後の比較写真で判り易い物がありませんでした。
この様な感じから研磨を進めます。
照明(丸)の周囲が四方八方に光が散っていますね。
写真の繋がり(作業進行上)が悪いですが、
どのパネルかは覚えていないのですが、ブツ取りも行ったようです。
ブツ取りは基本行いませんが、あまりにも取れそうだったから、ペーパー研磨。
その場面に応じて施工法が変わります。その為時間は気にしない、BESTな方法を取るという事です。
次に塗面以外で何やら不具合等を見つけていました。
マスキングミスのようですね、Aピラーのドアモールは塗装が載っています。
こちらは材料をこの辺りで加減して、
一部スーパーアシレックス等も用いての作業になりました。除去に特化した作業になります。新品状態を望む方は交換をお勧め致します。この話は”研磨とは”という所からお話になってしまうので省略したいのですが。理論上では研磨を一度入れると必ず微細(超を含む)な研磨痕は入ります。研摩の極論は終わりなき傷の置き換えになり、最終仕上げとする研磨は人間の目で見えない所へ落ち着くからです。最終仕上げと言っても研磨剤なので極論では研磨痕は入っているのです。これには優秀な研磨剤と技術等がBESTに揃えば仕上がりも良い方向となります。
次の作業は大好きなテールレンズ研磨、
御存知の様にNXはレンズのカバー(ガーニッシュ)が覆い被さっています。目立つ傷状態なので研磨修正します。この部分は後のコーティング施工もしますからね(レンズ類はコーティング施工しません)。
撮った写真を追って行けばサイドバイザーも研磨、
で、そろそろ終了です。
研摩に関して内容が濃い、色々とやっているなぁ~という印象。他人事のような言い方ですが、写真は抜けているが無駄に多くあるし、覚えていない作業も沢山あるようです。
ボディコーティング施工
特に書く事はありません。
良いと思います、一部補修パネルもあり物理的にどうしようもありませんが、屋外で見るのが楽しみです。
完成
塗面の研磨や各所の修正などを行いトータルで車両美観が回復されました(可能な範囲で)。
屋外でも写真を撮らせていただきました。
金属系のカラーとでもいうのでしょうか?ボディのプレスがキツイのも陰影によりシャープな感じが際立ちます。
ドアバイザーやテールライトもキリっとしました。お断りしておきますが、深く微細な傷などは取れません(取りません)。プラスティック素材、主にアクリル素材などの研磨はサービス施工になります。
完成に関しては入庫した時点では、少しくたびれていたような印象(失礼ではありますが)、また調子に乗って言い方を変えれば薄汚い印象でした。完成、良いと思います、サッパリした事でしょう。
お客様には大変御理解と御協力をいただき有り難う御座いました!
ウィンドウガラス研磨 特別に対応
鱗状の症状が出ていて重症化していました。かなり目立つ様な状況で確かにお客様もボディがキレイになってもこのガラスとのバランスはどうなの??と心配されていました。
先に施工の比較です、
熱線が見えますのでバックドアガラスですが、そして、サイドのドアガラスの症状は深刻でした(残念ながら写真は撮っていませんでした)。ガラス用研磨剤とガラス専用特殊スポンジまたは特殊バフによる機械研磨になります。
お客様にはモール際(キワ)等は研磨が少し甘くなる可能性がありますと伝えています。機械が入らないなどの作業上の不足も起こります。ですがマスキングは-1mmを想定しています。通常モールに這わせれば±0ですが可能な限り際まで研磨したいという事です。要するにゴムモール等内にテープを押し込んで(潜り込ませる)あります。開閉(動き)があるガラス時は上下した時に未研磨部分が見えてしまう恐れがあるからです。また、この様な手法と攻め方を行えば、出来る限りギリギリまで研磨(出来る、目標は高く)という事です。
と、ここまで多くを書きましたが所詮人間がやる事、正確な精度を求められたりすると困ってしまいますので、細かい事はお許しください。
ドアガラスの施工個所やポイントになりますが、バイザー内に隠れている箇所も一旦ガラスを降ろして研磨をしています。
サイドガラスの状態ですが、一般的な目で見れば除去出来たと思いますが、指触では若干引っ掛かりがありますので一部浸食痕により重症化となります。
今一度、再度確認をしておきます、ガラスの研磨作業はお受けしておりません。今回は特別な理由、又は条件により施工させていただきました。特に年間を通して偶にあるお問合せでは初見、初めてのお問合せで御相談を頂く事がありますがお断りしています。理由を何点か下記に記しておきます。
- まず基本的に御注文を受けない為、材料の在庫は不安定。
- 問い合わせ時に電話という方が多いですが、現車確認前提。電話で色々言われても現状はどうなの?という所。
- もし御注文を受けると比較的施工時間を要する。時間に見合った料金を計算すると比較的高額になる。
- 中には値切る方がいる、コレ問題外→私的にボランティア精神はあるが、やる気は全く失せる
今回のお客様に関しては十分な御理解と困っていた、少しでも現状を良くしたいと、気持ちの良い方と思い行わせていただきました。但しボディ研磨+コーティング、更にドア、バックドアガラス研磨3枚+クォーターガラス2枚となれば高額となり大変申し訳なく思ってしまう所です。お客様には御理解と御協力には感謝を申し上げます。