中古車を購入されての御依頼です、ボディ研磨とボディコーティングを施工させていただきました。
一見綺麗に見えてしまうパールホワイト色、ヘッドライトも劣化が少なく全体の印象もすこぶる良い。しかし、細部や塗面状況は意外と年式相応なのです、これから新規で乗られるならばキレイさっぱりしたい所ですね!
入庫時と車両情報
初年度登録2013年MS34型、新車時から凡そ10年が経過。塗色は”パールホワイトマイカ”【Z7T】になります。参考までにスズキの定番色で白色ソリッド”スペリアホワイト”【26U】を多く見慣れていると同社のパールホワイト色は格段上の発色や豪華さを感じます。
各種洗浄
やはりエンブレム廻り、各パーツの際(キワ)、パネル間等は汚れが溜まっています。
↑ 周囲が黒ずんでいます。
汚れか?DIYコーティングなのか?WAX?固着しています。
細部の汚れで除去後の写真はありませんが、可能な限り処理を行っています。
塗面の各種洗浄を繰り返すと最終的には親水状態に?
何かを塗ってあったのか?前所有者のどういう状態で使用やお手入れされていたのかは不明です。
作業を進める事により見えてきたのは塗面の本来(現状)の状態です。
↑ 強溶剤での除去後でもこの様になっています。シミが浸透してしまっているようです。洗浄終了から次は研磨で除去や整えていきます。
研磨作業
前項で明らかになった塗面状態、全体を観察すれば規則的なグルグル模様でそれも強烈、深度のある傷状態でした。
グルグル模様の例を一つ、
テールライトが左側に見えていますのでバックドア左の方ですね。
他の研磨比較も少し写真を載せておきます。
同じくバックドア右側、
次はサイドに移って前後ドアの研磨、
最後はルーフサイド、
因みに重症化している部分が多々ありましたのでシンプルにシングル+ダブルアクションで研磨。ケヰテック製というやつです、何故これを使うのか?それは切る(研ぐ)為です、素早く短時間で研磨。トルクです。しかし世の中には偏った意見しか発信できない人が多々いるのです。何でもパワーで研ぐ訳ではない無い、状況に応じて最善のものを使用と処理するのです。要するにやり方や方法、アプローチに選択肢があるのです。各自動車メーカーの塗装に応じて、塗面状況に応じてパワーなのか、デリケートな塗装にはほぼ力技を使用しないのかです。
一部塗装が破壊(クリヤ層)されている部分もありましたが、それ以外は程良く仕上がったと思います。次はボディコーティングになります。
ボディコーティング施工
特に何もありません(笑)
いつも通り、
コーティング種により僅かな違いはあるが、今回はしっとりとした感じに仕上がるタイプ。
完成
細部まで水垢や固着した不明な汚れを除去、更に塗面の全体の使用傷(洗車機使用傷など)を除去、塗面が正常化すれば発色もUP、更に塗面の保護とメンテナンス性UP、美観目視としてはレベル高し。10年の歳月による劣化やダメージはありますが、10年経過している車両には見えません。意味が分かりずらいですが(良いのか悪いのかどっちなんだ?)、このニュアンスが判る方、理解度が高い方、一般常識的見解や判断が出来る方が他にも居られましたら同様の施工を御利用下さい。
塗装面を正常化すれば自然と映り込みも増します。
御利用を有難う御座います、お手入れはマメにお願い致します。シャンプー(弱酸性タイプ)も御活用下さい、お手入れに際しての補助になる事と思います。