購入前から御相談いただきましたが、予約状況から入庫日を変更していただき御迷惑をお掛けしました。また、その為の御協力をいただきありがとうございました。
まずは、お客様は十分御理解力がある方で、今回も沢山御協力をいただきました。
前記事のPEUGEOT2008のお客様同様、大人の方で当店も喜んで作業をお受け致しました。
冒頭でお伝えした通り車両購入が決定した時点で当店へ御相談いただきました。購入されたのはメーカーの試乗車だったでしょうか?納車日、納車場所、そしてボディのみならず他部位への保護の為のコーティングの御依頼、全て完璧です。
車両情報と御注文
車両年式は2023年、重要なボディカラーは”ブランバンキーズ/ノアールぺルラネア”【EWP/KTV】。ピラーから立ち上がってルーフがブラックです。
販社所有の試乗車で数千㌔の走行距離、その為ボディ研磨、その後のボディコーティング、SUV車特有の黒樹脂未塗装部の樹脂専用ガラスコーティング、アルミホイールコーティングの御注文をいただきました。
因みにブランバンキーズはソリッドのホワイトでホワイトが大方の約9割3分、他に3色が僅かに含有。単純な構成でシンプルな白を表現しています。御存知かと思いますがソリッド白、単純に白淡色であれば原色のホワイトのみで、ブランバンキーズは他の原色を定められた比率で作られます。色の配合(調色)については詳しく書きませんが、他のすべてのカラーに名前やNo(コード)があるように仕組みは同じです。
前記事(PEUGEOT 2008)でもお伝えしていますが、下記をご覧ください。
※ご注意(店頭ではアナウンス)
当店では基本的にPSA扱いの車両はお断りしています。特に新車や新車に近い物は要注意です。但し、当店からの案内を御理解していただければ御相談や施工の受付を致します。詳細は直接お問い合わせください。
例えばこの様なものがあります。お客様には申し訳ないのですが今回も複数ありました。ここでは詳しく書きません(写真には映りきらないレベルなのですが重大)、お客様にも事前に御説明と確認していただき了承をいただきました。お客様も預けてからの後日、何か連絡(私から)が来ると思って電話は直ぐに出られるようにスタンバイしていたと、、、大変申し訳ありませんm(__)m
現車をよく見てしまう、粗を探してしまう訳ではないのですが、何とも悩ましい。ただ、現状を確認できない事には塗面に触る事は出来ません。
これは↑よく見かける例です。輸入車と国産車の品質の違いとでもいうのでしょうか?研磨時にマスキングテープも貼りづらい、お客様(ユーザー)が洗車時の拭き上げなどでも度々引っ掛かる事でしょう。何せ浮き上がりと飛び出ているのですから、一般的な意見としてですが、細かい事を言っていたら輸入車は乗れません、、、と思ったり、片づけるのも一つの意見です。
各種洗浄
思ったより時間を要したのが樹脂部の洗浄。以前はどの様な洗い方、手入れ、何か艶出し剤の様な塗布、などから探りながら洗浄を行います。
リアバンパーは少々不自然な感じがありましたね。
この、各種洗浄(色々な部分、塗面を含む)というのは時間と手間を要しますね。
これで研磨の準備が整いました。
研磨作業
準備が整いましたので開始します。但し要注意です、何が出てくるか判りません。
ご紹介する内容は研磨順とは違い、写真を撮っておいたものから抜粋してとなります。
まずは、この様に色々とありました。詳細は書きませんが重要な事です。
何が重要なのかだけお話をすると、不具合に気付かずそこへ作業を行うと・・・不具合を更に悪くするという事。例えば不具合部の面積を広げてしまう、現状あまり目立たない不具合を大きく際立たせてしまうなどです。また注意点としては塗装本質の修正を勧めたり、今後の塗装品質やコーティングの耐久性の御案内も必要です。
参考までに当店には他所で不具合を悪化させて持ち込まれる車両も少なくありません。お客様が何か不自然や気になる点があっても不明な場合、それらの症状の解明に御相談をお受けする事は多々あります。
さて実際の研磨作業です。
研磨順ではありませんが撮っておいた写真を参考に進めます。
後部から左サイドを攻めている様です。
ボンネット、
遠目に見れば良い状態ですが、詳細確認では細かい傷は確認できます。
今回の記事ではソリッドホワイトの淡色という事で、研磨前後の写真はありません(あまり目立つ様では無かったり、写真に移り難いというのもあります)。
ボディコーティング施工
毎度となりますが、コーティング作業では特段解説はありません。とは言っても事前の御相談時はコーティングの選択には?という事でアレとかコレとか色々と。
という訳でコーティング作業のイメージとして伝わればと思います。
樹脂未塗装部コーティング
樹脂専用のコーティング剤です。
車両の各メーカーの質感により相性もありますが、劣化などを遅延する事が可能です。
※使用、保管、お手入れ状況により効果や耐久性はそれぞれ変わります。
↑ 2枚の写真は、あらゆる洗浄剤を使用しましたが、手に負えない不明な不具合と状態を修正する為に奥の手を。樹脂の目に詰まった汚れ(不明)を可能な限り取り除きます(ブラッシングは軽く補助作業、ブラシがメインではない)。溶剤などは何でも良いのではなく、油脂、固着成分等を効率的取り除き、素材に安全、風合い等の無変化、脱脂まで済むものです。普段はあまり使用しませんが、経年車などで使用する場合があり(最終手段)。
↓写真は矢印方向から樹脂専用コーティング剤の塗布中に一旦手を止めました。塗り境目の部分に反応した紫色(虹色)が見えますが拭き取っていくと、ほぼ風合いは変わらず。
最終的に車両を一周する様にSUV車特有の未塗装樹脂のコーティングとなります。
作業箇所には細部にもチョットだけ拘ってみた。
アルミホイールコーティング
使用されてる車両、以前の手入れの方法(洗車機使用やブラシでダイレクトに洗っていた等)により、表面の傷等は少しあるようです。但し、まだ数千㌔の走行距離、これからの保護、お手入れ軽減効果の為にアルミホイール専用コーティング。
アルミホイールコーティングは新車時の施工率が非常に高くなっています。お客様にはこちらからお勧めする訳ではありませんが車両の保護を全体、各種部位、パーツと広く捉えている方が多くいらっしゃるのには驚きです。
※他部位施工などはお客様自身が話を切り出す事が殆どです。
完成
車両完成に近づくにつれて写真を撮っていなかったようです。完成後の写真も少ないながら・・・
御注文内容のおさらいをします。
●ボディ研磨
●ボディコーティング
●樹脂部への専用コーティング
●アルミホイール専用コーティング
その他おまけでテールレンズ研磨
テールランプのレンズ研磨は、
研磨後は、
一部塗面に不具合がありましたが、よく見ないと(正しくはよく見ても)判らないものです。気にする事なくお付き合いください。
今回も理解度が高いお客様で御協力をいただきました。大変有難うございました!!
補足と参考
先行販売しているCERAMIC COATなど、お問合せも多く頂いています。補足しますが先行販売に於いては数に限りがありますので終了近くとなっております。予告なく締め切り終了となりますのであしからずご了承くださいませ。