VOLK RACING TE37の新品アルミホイール(タイヤ組み込み済み)に保護能力の高い専用コーティングを施工させていただきました。
VOLK RACING TE37 SAGA (サーガ) S-plusのダイヤモンドダークガンメタ (MM)のタイヤ付き4本の持ち込みサイズは18インチ9 1/2Jです。S-plusとはスポーツプラスの意味だそうです。2021年1月からTE37 SAGAのアップデートモデルとして販売されました。
自動車用アルミホイール用コーティングとは?
ブレーキダスト、鉄粉、油脂性の汚れ、それらが高温(ブレーキ熱)により付着~固着してしまいます。コーティング被膜を作る事によりその様な事を防ぎ、普段のお手入れを軽減できます。
アルミホイールに専用に用いられる商品は過酷な条件に対して耐えられる様な商品です。コーティングをする事により美観維持には大きく役立ちます。
コーティング前の洗浄
汚れている訳ではありません、新品未使用ですからね。しかし、油脂分を取り除く事や洗浄後のエアブローによりチリ埃も吹き飛ばし準備します。
各種洗浄剤を使い分けての、コーティング前の準備中↓
最近、今年(2021年)に入ってですが、施工前の重要事項としてある情報が出されました。無機皮膜、有機皮膜、無機有機ハイブリッド皮膜3系統の何れも主成分からの特性上に、condensation removalが必要という事です。表面の水気を取ってコーティングを塗るというのは誰でも知っている事。しかし、それでは足りない、今一歩踏み込んだ施工法が必要となるようです。
コーティング施工
まず、ここで施工法のノウハウを詳細にはお伝え出来ませんが、細心の注意を払いながら塗布、拭き上げを数度重ねていきます。
表面施工
いわゆる一般的な表面(おもて面)の施工になります。スポーク、ナットホール部の中心のディスク面、リム部になります。
通常のホイールコーティングと言えばこの施工が標準になります。当店ではホイールの外径で価格が設定されています。特殊な物、特別な事情が無ければ標準の価格が適用されます。価格は一本単位、4本セットで僅かですが値引もある事が多いです。
裏面施工
裏面に関してはオプション設定です。現在(現代、最近)の車両ではインセットの関係で裏リムが深いのが特徴です。その為意外と塗布面積が多く価格も上昇しがちになります。その為、御相談、オーダーから要見積りとさせて頂いております。
今回、お客様から新品購入から未装着という条件の下、お見積り後に施工に至りました。裏面施工にあたっては効果は非常に高いと思っています(人により感覚は違いあり)。私的な考えですが夏タイヤと冬タイヤの交換がある方(春や秋期に)、外したタイヤホイールは洗浄や手入れをすると思います。その場合、汚れの固着防止等、お手入れがし易いでしょう。また、年に数回でも良いから脱着がある場合、裏面のお手入れには効果がある事かと思います。そうではなくても、”オレはスポークの間から手を突っ込んで掃除するよ~”という方も効果はあるかと思いますよ。
御注意!
裏面コーティング施工には車両から外しての持ち込みのみ施工可能です。
プレミアムオーダーコース
スプレーガンによる何層も吹き付けを行います。俗に言う膜厚増とガン吹きの特徴から狭い部分、入り組んだ部分、隙間と言える所まで隅々まで施工が可能です。この施工には最も溶剤を使用しますので高額になります。また、親水仕上げのオーダーも承ります。
施工後の乾燥
ある一定の乾燥時間を要します。施工後の乾燥、硬化、定着促進の為にヒーターにて強制乾燥を行います。
完成
以上完成です。
お渡し間近には仕上がり具合を屋外光でも確認。
今回、何度も確認をしたのは仕上がり具合なんです。屋内での施工作業は当然の事、また照明を複数使用(色温度の違い)なんですが、どうも艶感がUPしているようです。
コーティング自体では然程変わらないのは事実なんですが、施工面(ホイールの塗装肌)の品質が非常に良いという事から仕上がり感に違いがハッキリ出たようです。
流石、made in Japan、塗装の質が良く感じました。
余談ですが(数年前に記事中に書いた事があります)、例えばBBSの純正装着されていたホイールを膜厚計測した時には車両外板ボディの塗装のおよそ3倍(実測値320μ前後)の数値がありました。良い物は品質の高さや性能と優れている事というのはお判りかと思います。
※塗膜全層実測数値の為、塗装の厚みや全体の強度に優れているという指数
おすすめは?
何と言っても新車時にボディと同時に施工してください。ボディ同様に良い状態(新品時)に保護されると良いと思います。また費用の方もセットで割引を致します。
今回のお客様の様に社外ホイールを購入時に、持ち込まれるのもお勧め致します。