茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

Alfa Romeo GIULIA ボディ研磨 コーティング

現在、記事に関して輸入車特集継続中です。アルファロメオのスポーツセダン”ジュリア”のボディ研磨とコーティングの施工です。

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Alfa Romeo GIULIA

御予約を入れて頂いてから2カ月も待って頂きました。暦の上では夏に現車確認お見積り御相談、施工日はというと既に秋でした。大変お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。記事にするのもさらに遅くなり約半年後になってしまいました。

車両情報

車両は2019年初年度登録、お客様は新古車を買われて乗られていました。

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アルファロメオ ジュリア

セダンのアルファロメオは数は多くないと思います。お問い合わせ時には車両のイメージが浮かばなかった位です(失礼ではありますが)

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アルファロメオ ジュリア

ディーラーさんのコーティングというのがかかっていましたが、ディーラーメンテナンス(外注専門的業販施工業者)を含み効果や現状のコンディションには多少疑問も残ります(私が拝見した感じでは)。お客様もその様な点から当店へ問い合わせてきた訳です。
ボディーカラーはシンプルな塗装色名で”ブラック”「601」になります。ソリッドの黒々とした色ですので良い状態を求めるならばシビアな条件です。
※シビアな条件とは輸入車(外資系塗装)の特有的な肌(ツルんとした)に混じりけのないブラックは表面を邪魔をするシミや傷は元々の塗装色の表現を阻害するからです。そのリカバリーには大変気を遣いますし、限られた条件と技術が何処まで通用するのかとなります。
それから、この車両の大きな特徴としてドアアウターパネルやフェンダー、フードなどにアルミニウムが採用されています。塗装に携わる(塗装士や標準以上のコーティング屋)車両の作業に取り掛かれば直ぐに一般的な外板ではないと判るはずです。表面上の塗面を見ているだけではなく車両の表情、感触なども感じ取れる事は大事です。

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アルファロメオ ジュリア 

車両コンディション

お客様は大事に乗られています、そして手洗い洗車を実行する為に近くに洗車場は無く隣町まで行かれているそうです。
ただ、日常使用の環境からシミの様な物が多少目に付き、更にソリッドブラックの塗色ですから尚更現状コンディションは目に映る事になります。

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アルファロメオ ジュリア

事前の御相談時に現状コーティングをメンテナンス維持も検討されていたかもしれません。私が拝見する所では得体の判らない前コーティング、メンテナンス実施歴??。塗面のリフレッシュを行う所で研磨も視野に入れるとメンテ実施でも再コーティングは必要です。その様な事からお客様は全面リフレッシュを選択されました。
今回のポイントとなったのはお預かりしてから判明したのですが、左側面のシミが凄く多かったという事です。例えば全オーナさんや販売店の保管場所、車両の向きなどによりこの様な例は少なくありません。
もし、この様な事を細かい情報だなぁ~と感じる方がいれば、一度使用されている車両にはストーリーがあります。どの様に使用されたか、扱われていたかなど、ダメージを受けている所が偏っていたり、損傷を受けていたりすれば対応する為には情報として車両から感じ取る事により、早道になったり適切に扱うことが出来るのです。

作業下準備

下廻り、アルミホイール、各パーツ、塗面の洗浄と進めていきます。

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アルファロメオ純正アルミホイール

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ラジエターグリルなどのハニカム状の部分なども可能な範囲ですが洗浄。

研磨作業

今回の記事ではこの”研磨作業”の項目にたっぷり写真と例を取らせていただきます。

塗面の状態です、

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塗面の状況

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塗面の状況

高輝度照明下で見ると傷は目立つようです。シミ等は高洗浄により半減しています。

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ポリッシャーによる研磨

研磨前後をまとめてみました。

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研磨前後

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研磨前

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研磨中

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研磨後

一つのパネル研磨で見れば施工前、施工後の塗面は一目瞭然。但し、勘違いはいけません、深度のある傷、浸透したシミなどを全て取る事は出来ません。イメージを誇大に膨らませるのではなく常識的範囲で捉えていただきたいと思います。
しかし、持ち込まれた時よりは数段コンディションは上がる事でしょう。

どんなに忙しくても急いで作業を行う事はありませんので、日を跨ぐ作業になります。

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研磨作業

今回も塗面の欠落(かなりダメージを受けている)箇所が随所にありました。

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研磨作業

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塗装のダメージ

屋外では見える事はないかもしれませんが、いつも言っている新車の様になる訳はないという理由はこの事からです。そして、付け加えるなら経年による使用感というのもプラスされます。
自分から進んでぶつかったり、乱暴に扱ったりする方はいないとは思います。しかしながら自動車というのは走行するものです、雨の日も風の日もあるでしょう。そして、高速道路を利用すればおよそ100km/hのスピード、移動、とにかく外板には何かしら影響が出ても不思議ではなく塗面は傷みやすいのです。リカバリー不可の症状やダメージもありながらも可能な範囲でリフレッシュするという事を御理解下さい。

リア廻りへ行くとテールランプレンズの傷が気になりました。

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テールレンズのキズ

大きく目立つものを研磨で除去しておきました。

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キズ除去後

そろそろ終了ですがおさらいをしておきましょう。

一般的な日常使用で年数が経てば、

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日常使用キズでの状態

↑ の様になることは自然の事。
で、研磨によるリフレッシュ(そんなに頑張っては磨かない、塗膜確保)を行います。
研磨前が↓

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研磨前

研磨後は↓

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研磨後

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研磨前後

照明の映り込み周辺に色々な、多種多様のキズが見えますね。これを可能な限り除去すれば美観はUPします。お客様も実感は出来る事、そしていつも感じる事なのですが研磨前の状態時にはあらゆる線傷が多角方向から写っているので目の焦点も定まらず、、、何て事もあります。
お客様も判る、実感が湧く事とは車両を屋外で見た時に、塗装面の真の状態、スッキリ感、塗装本来の発色、艶感等々・・・となります(当てはまるであろう単語を並べてみました)

一言書かせていただきますが、洗車機撥水仕様や塗面を整えていない量販コーティングとは別の話。その思考、嗜好、志向に当てはまる方は全く別の路線となります。

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ボディ研磨

この辺りで研磨の内容は終了です、次はボディコーティング作業になります。

ボディコーティング作業

安定の○○コーティング施工中です。

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ボディコーティング中

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ボディコーティング中

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ボディコーティング中

いつもの様にここまで来れば然程問題はない。
書く事は無いので画像で”コーティング中”と雰囲気が伝わればという事です。

完成

コーティング翌日からの完成です、実際にお渡しになるのは更に翌日やお客様の御都合等にもよります。

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ボディコーティング後

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ボディコーティング後

屋外へ出して確認してみましょう、

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ボディコーティング後

お渡し時にはお客様から「満足した」という一言を頂きました。
こちらこそ御利用を有難う御座いました!

施工後の注意点等

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ボディコーティング後

一般的に通勤や休日のドライブなどにより走行、そして休日の洗車を繰り返し、走行使用傷、洗車の拭き上げによる摩擦傷により経年後は自然と使用感が増すでしょう。特にソリッドブラックなど濃色ボディカラーはその様子が目に映る量が多くなります。
長期保有での一旦リセット、中古車購入により前状態のリセット(リフレッシュ)はお客様のタイミングでお願い致します。その期間やサイクル等は御使用状況、お手入れ状況により大きく変わります。
例えば普段から通勤に御使用されている車両であれば、大事にするあまり超が付くほどの神経質になる事はお勧めできません。しかし、ポイントを抑えた可能な範囲でお手入れをお勧め致します。