茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

千葉県からニッサンJUKE ボディリフレッシュ編

千葉県からお越し頂きました、車両はJUKEで中古車購入後のリフレッシュになります。この記事は施工の一連を総合的に書かせていただきます。

ニッサン ジューク

冒頭でお伝えした通り通常の施工の流れを一通り書かせていただきます。その中で研磨に関しては別記事で書かせていただきます(予定ではタイトル”千葉県からニッサンJUKEボディ研磨編”)を予定しています。その為この記事では研磨時の内容は簡素化しております。
お客様には記事掲載許可は頂いておりますが、失礼が無い様に書かせていただきます。

 

入庫の経緯

お客様は隣県の千葉県から御来店されました。遠方から大変有難う御座います!
距離にして70~80㎞?一時間半位はかかるのではないでしょうか?
肝心の車両の持ち込みについては、一か月程度前に中古車で購入されたそうです。しかし、濃色カラーという訳ではないが洗車機傷でしょうか?状態が芳しくない様でした。電話時に状態を聞いていたのですが、実車を拝見すると予想外というのでしょうか?復元には??という事で実際には作業をしてみないと判らない、、、という事でお預かりしました。
というより、御連絡後はやる気と準備は万端でしたよ!

御注文は、

①ボディ研磨
②ボディコーティング
③樹脂未塗装部の専用コーティング

となっております。

ニッサン ジューク

車両情報

車両は2018年、ボディカラーは”アズライトブルー”【RBR】になります。
ここで外板状態も書いてしまえば、本来この塗色は若干のパープル交じりの紺色、そしてパール塗色なので角度や光にの加減で変化や陰影などがあります。しかしながら、入庫時はその様な印象は無いので聞いていた色と間違ったか?と思いました。お客様には大変申し訳ありません、悪口ではなくあくまでも印象をお伝えする事になりますのでお許しください。本来のカラーを表現できないというのは、その塗装上に障害があり正しく発色できていない事になります。

ニッサン ジューク入庫時

入庫時~細部の洗浄

まずは細部の汚れ除去、

洗浄中

つづいて、

エンブレム廻り洗浄前

定番のエンブレム、廻りの塗面にもシミが目立ちますね。

エンブレム廻り洗浄後

エンブレム廻り洗浄後

次はオーナメント、

オーナメント廻り洗浄前

オーナメント廻り洗浄後

画像を見直して思い出したバックドア廻りの洗浄中、

リアガラス下部洗浄

各パネル間なども全て洗浄。
次にバックドアの開閉時に気が付いた汚れ、

バックドア内の汚れ

バックドア内洗浄中

因みにこの様な箇所に使用する洗剤は何でも良い訳ではない。特殊な洗浄剤が何種類もあって、汚れの種類により使い分け。そして、ブラシも・・・歯ブラシは間違っても無い。こういう場所も塗装なので本来はブラシは使用したくありませんが、お値段も張りますが毛質が特殊な物があるのですね。
因みにブラシの毛は汚れを掻き出す為ではありません。洗浄剤の反応を促進する為です。

バックドア内洗浄後

バックドア内洗浄後

この車両は極一部に指一本も入らない所がありました。申し訳ありませんが一部除去できず。

下廻り洗浄

下廻り洗浄、塗面の洗浄、洗浄中の写真は作業順ではないのであしからず。全ての洗浄写真は撮っていません、とにかく洗浄、ぜーーんぶ洗浄ですから大変時間が掛かっています。参考までにトヨタ自動車監修の超精密マニュアルに倣って+当店独自の拘り洗浄になります。
但し、お断り致しますがドア内や他のボディ研磨やコーティングに直接関係ない部位はサービス施工なので一般的に見てキレイと判断した場合、手を入れない箇所はあります。
ここまで行って研磨作業へ移ります。
※文章には起こしませんが塗面の洗浄、特殊な方法での研磨前下地作業も行っています。

ボディ研磨

ボディ研磨は冒頭でお伝えした通り別途記事を設けます。

入庫時の塗面状況

入庫時の塗面状況

別記事掲載までしばらくお待ちください。

ボディ以外(塗面以外)の研磨

部位的にはサイドバイザー、テールランプレンズなどを研磨しました。塗装部とは研摩方法も違い一部の深い傷は取れません、取ろうとすれば取れますが深い傷が存在するほど重施工になります。一般的に一通りの研磨で良しとしています。

テールランプレンズ研磨 研磨前

テールランプレンズ研磨 研磨後

テールランプレンズ研磨 研磨後

サイドバイザー入庫時

サイドバイザー入庫時

サイドバイザー研磨後

その他、部位パーツで手を掛けたい所は複数ありました、しかし劣化が酷く一部再生不可と判断しました。
こちらも外板塗装部以外となりますのでサービス施工になります。気が向くままではないのですが、車両全体の美観バランスにて必要となれば可能な範囲で行います。
もう一点重要なのはお客様が施工に対して協力的で、おまかせ(当店への一定の信用)的に車両を預けていく場合は自然と手が動きます。反対に見積り時に値切ったり、変な理屈を出せば何もしませんし、最低限の質や効率重視で終了します。
※基本的に値切り行為や変な理屈の御依頼、神経質な御注文をお受けしません

他にウィンドウガラス研磨をガラス下1/3程度行っています。

ウィンドウガラス研磨

現在ウィンドウガラス研磨、その他ガラスに関する作業はお断りしています。ですが、お客様がガラス下部周辺廻りを気にされていまして、洗浄で処理をさせて頂く内容をお伝えしていたのです。最終的に若干の鱗上の症状も見られ研磨で対処しました。
今一度お伝えしますがウィンドウガラス研磨、その他ガラスに関する作業はお断りしています。正規メニューから外していますので御注文はお受けできません。

樹脂未塗装部専用コーティング

新車時から約5年経過、紫外線の影響などは勿論の事。そして、塗面の現状からすると洗車機、拭き取り時の荒さ加減と色々と考え(推測等)させられます。という事は塗面同様に摩擦による損傷やダメージを受けている事になります。先述したテールランプレンズでさえグリグリとえぐられていますからね。
この車両のスタイルとしてSUV系ならではの下廻りを一周する様な樹脂部へ専用コーティング剤施工になります。

フェンダーの部分で作業中に手を止めました、

樹脂未塗装専用コーティング

劣化状態や樹脂素材(自動車メーカーや車種でも各々違いはある)で風合いは変わりますが、思っているよりは風合いは変わりません。施工中は風合い変化は感じ取れますが全施工後と乾燥すれば表情の変化やわざとらしさは感じられません。多くの施工例では言葉が難しいですが微々たる変化量です。

今回はこの専用コーティングについて少々説明があります。
施工に使用する本商品は樹脂素地(未塗装)などに専用に作られたコーティング剤です。いわゆる石油系などのつや出し剤等ではありません。括りで言えばガラス系になります。
※系ではありませんが、判り易く表現しています,硬度のあるガラス被膜形成。

参考までにですが、思いっきり業務用の為、質素な形態でメーカーから届きます。
どの様な商品と思われた場合、イメージではありますが施工中画像を参考にされて下さい。

樹脂未塗装専用ガラスコーティング剤

樹脂未塗装専用ガラスコーティング剤

硬度、しまりが良く比較的短時間で硬化が始まる。大気中の酸素と水分による反応・・・ 画像の結晶は容器の中栓蓋に固着するものです。容器を開ける時にはいつも苦労させられます(汗)。違う例えは塗料の硬化剤を小分けした容器も同様になり苦労します(笑)二液性ウレタン塗装ですね。
成分の性質や特徴から比較的耐久力が高く、隠れた逸品ですが残念ながら永久保証とはいきません。ですが、劣化を遅延させたり、美観保護、補助、お手入れ軽減には役立つ事になります。上記の効果や耐久性(永遠ではない)などを御理解した上、施工の御利用をお願い致します。

ボディコーティング施工

ボディコーティング施工は研磨ありき、塗面の整えというか、回復した上でとなります。今回は研磨記事のみ別途枠で設けています、ここでは、塗面研磨が終了したという前提で塗面保護の為にコーティング施工したという事になります。

ボディコーティング前の洗浄後、脱脂作業など

特大クロスによる水分除去中、脱脂などを行いコーティング拭き上げなど。

ボディコーティング施工中

ボディコーティング施工中

完成

完成です、長き工程を踏んで終了となります。
屋外でも写真を撮らせていただきました。

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

樹脂未塗装専用コーティング

ボディ研磨コーティング完成

完成お渡し時にはお客様も”アレ”が”こうなるんだ”と仰っていました。劣化した塗面の状態から、可能な範囲でのリカバリーでしたが、素材の状態が良かった?とは言い切れませんが回復度は高かったのかもしれません。何が言いたいのかというと研磨(ある一定のレベルでの)による、その後のクリーン度が高かったという事です。一部致命的な部分や箇所、症状もある事は勿論、残念な部分はあります事は御承知下さい。
と、締めていますが肝心な研磨編を執筆中、”コレがこうなって”、変化などはしばらくお待ちください。

また、お客様には遠い所から御利用していただき有難う御座いました。お客様は御理解があるどころか、こちらが勉強させていただく事が多くあり大変恐縮です。

 

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