栃木県からお越しいただきました。時間の計算をすると当店までは約1時間45分、遠くから有難う御座います。
他県から御利用される方も少なくありません。所要時間、手間を考えれば申し訳なく思います。販社での納車後に直接来店されましたが、走るルートにもよりますけど70~80kmの距離がありますよ。(参考までにルートにより高速道路もあり、最終最寄りのICからは当店まで10分)
- 車両情報
- 入庫時と状態
- 塗面の修正
- ボディコーティング施工
- 完成
- 販社のお客様への渡し方
- 御利用されたお客様へ
- ホンダ車の施工御依頼について
- 新車施工キャンペーンは1月31日まで受け付け中(プレミアムコース限定)
車両情報
2023年4月発売だったでしょうか?お客様のお話では発売前予約から大変長らくお待ちになって納車となったようです。
コーティング施工の基本となるボディカラーは”ミッドナイトブルービームM”【B610M】になります。ホンダ車の既存のカラーになり他車種にも多く見られます。当店でも他車種の同色は何台か行っていますが、改めてみると見ると濃色系に感じられお手入れには手間がかかるカラーかもしれません。
入庫時と状態
施工時期はまだ初冬、2023年は秋がない程の暖かさ。その為、当店までの走行距離と虫の多さからフロント廻りは大変な事に。
画像には無いがFガラス、ラジエターグリル、ヘッドライトと大変な事になっていました。
車両全体の洗浄ですが、まずはフロント廻りを異常が無いか等の確認をしながら洗浄です。
出来る限り擦らず、洗浄力の高いもので対応します。不要な油脂分も除去できるので一石二鳥です。
洗浄中は手を止める事が無く、乾燥に注意と手早い動きが必要の為洗浄は終了。
塗面の修正
何点か修正痕が見つかりました。順番に御紹介します。
まずはフードを真上から見てみましょう。左フェンダーに立って撮影をしています。
写真では3か所マーキングされています。
その一つは、
マーキング下程が色が変わっているのがお判りでしょうか?
画像に丸印を付けてみました。
予想では塗装後の検査でゴミ混入が見つかったので修正しました、という感じ(現場を見ていた訳ではない、あくまでも予想です)
で、何を行った、何を使用したなどを見える状況から、
当店の短毛バフ*1を載せてみるとバッチリ(径はいつもこのサイズ)。サンダポリッシャーがこういうタイプで、ペーパーから使用して・・・すべて推測ですが、となる訳です。予想が外れていても塗装肌や表面、研磨痕(完結していない)から、後一手間、二手間を加えて何も無かったかのように修正をします。
※すべての状況を修正できるとお約束している訳ではありません。私の長い施工歴からメーカーや納整でとんでもなくデタラメな状態というのもあります。物理的に可能な事は可能かもしれませんがモノには限度というのもあります。
最終仕上げは少し範囲を広げ均します。
右フェンダー上部はシミ、傷、
研磨後は、
それと、判り易い痕跡はフロントバンパーカバー、
テーピングでの箇所は、
画像はありませんが研磨痕が発見され、その中心部を見れば塗装に不具合があった痕跡があるのです。言うなればここに不具合があったから直しましたよ!と印をつけてくれているという状況。
修正を試みますがこの箇所は不具合自体は若干残が生じています。予想としましてはゴミなどの異物を除去した事により僅かにですが陥没しているからです。
いわゆる”磨きましたよ~”の痕跡は修正出来ましたが、陥没している部分は無理となります。
その他全体を滑らかに修正、塗装面を整え終了となります。
この作業は研磨と割り切ってボディ全体を一気に磨いてしまうのとは訳が違う。細部の確認は勿論の事、全てを研磨で処理するのではなく、特殊溶剤等ケミカルで対応する場面も多く、時間と手間がかかるのです。なぜ全てを研磨するのではない、、、という事は、答えは無駄に磨く必要はない、塗装を大切にという事です。
後述もしますが、当店でのこの作業はホンダ車の新車施工時の下地処理というものになります。大変申し訳ありませんが他のメーカー車両とは別枠に考えています。
出来上がった塗装面は、
ボディコーティング施工
毎度の事ながらボディコーティングに関しては何もありません。
毎回冷たいな~と感じる方に最適な言葉と表現は、
「ピカピカ!」「新車以上!」「どうですか?この艶!」あたりでしょうか?よく聞く表現ですが、言葉を素直に汲み取るのか(抽象的な表現で満足するのか)?
それとも、
比較的高額な施工料金に対して何を行っているのか?書かなくても判る綺麗になる源は何なのかが大事です。
完成
車両移動時に屋外でも写真を撮らせていただきました。
販社のお客様への渡し方
苦言を呈すればタイヤワックスを塗るのか、塗るのであれば全部塗れ。それとも、半分ほど塗るという技術力を見せているのか?、それともこういうものがトレンドなのか?メーカー指定なのか?
これは当店へお客様が乗りつけた時に直ぐに気になったのです。
2番目の写真ではタイヤの厚みの半分位しか塗ってはいない。それと皆さんにお気をつけ頂きたいのがホイールリムまでハミ出して塗られている場合も多く見受けられますね。
改めてといますが、何故タイヤの厚み、サイドウォール半分なのか?理解に苦しむ。
取り敢えず塗って良く(キレイに)見せよう、時間が凄くなかった、慌てていた、塗っている最中に急にトイレに行きたくなって途中で止めたのか?全く判りません。
私が以前勤務していたディーラーではこんな事していたらとんでもなく怒られますし、塗る手順や手法があり、その通りに行えばある一定の品質が保たれるのです。
たかがタイヤワックス、されどタイヤワックス。この、たかが、されどの意味はお判りですか?「たいした価値が無さそうでも、重要になる場合がある」という意味です。まさしく車両がキレイに見えるか見えないかの最終仕上げとなり重要な事項なのです。
そもそも論になりますが、お客様が喜ぶか?と思えばこんな事はしないでしょう。
※タイヤワックス塗布施工を推奨している訳ではありません。塗るのであれば、、、、という前提で話をしています。
取り敢えず見苦しいと判断して、
↑ 指で表す部分は特に塗られていない、その下もトレッド近くは塗られていないのが判る。
除去を基本として自然な感じに仕上げる(た)。
マメ知識
私の経験からの話し。販社の塗装工場では車両が仕上がった最終時にタイヤワックスを塗ってました。塗る事に関しては一種の塗り方があるようで、一般的に見てキレイに塗られているなぁ~と表現してよいと思います。
但し、塗る場所は、全く別の場所へ移動してとなります。建物の陰、歩いても数十歩はある、要するに塗装工場から距離を置いて塗布する箇所も決まっていました。
塗装をする方であれば判る話なのですが、塗装工場へのミスト(タイヤワックス)防止になります。十分な距離を置き、最善の注意を払う事になります。
※最終時とはお客様へ、または各販売店(営業所)へ運ぶ前
御利用されたお客様へ
御利用を頂き誠にありがとうございました。
納車前の施工の御相談時、そしてお車をお預かりした日と計二回と遠方から有難う御座いました。施工所要日数から有給まで取得していただき、大変申し訳なく思います。
※御利用を検討されている方
当店の施工所要時間:新車であれ一日程度では仕上がる事はありませんので、余裕のあるお預け予定を組んでいただく事をお勧め致します。
ホンダ車の施工御依頼について
当店のお勧めと致しましてはメーカー別に下地調整別途必要としています。全く気にしない、必要が無いと感じる方までには強制は致しませんが、品質向上などを感じる方には基本の作業を行わせていただきます。また、先に述べた強制ではないという事で、別途必要が無い場合は基本の作業を省略させていただきます。
新車施工の場合、出来る限り事前の御相談が必要です。打ち合わせ的みたいな所ありますし、御見積での金額も上下変動します(安売り希望、値切りはお断り致します)。
新車施工キャンペーンは1月31日まで受け付け中(プレミアムコース限定)
ディーラーで新車購入の契約後は当店へボディコーティングの御相談、御見積、御予約をお願い致します。
新車納車からのキャンペーン(プレミアムコース)は1/31までの申し込み。納車日が判らない、決まっていないで大いに結構。早期予約歓迎致します。また、早期予約は施工日を優先的に取得対応。
※恐れ入りますが、早期予約、施工日取得にはお客様にも御協力をお願い致します