茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

トヨタ クラウン(220) Fバンパーリペア(施工番外編)

突然の御来店?

以前ボディコーティングをされたお客様からバンパーを擦られたと御相談をいただきました。

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以前の入庫時

お車はタイトル通りの現行型トヨタクラウンです。
こちらとしては、以前施工時から数か月経っているのでメンテナンス(ボディの)か? 
何だろう??と、思っていました。 

 お話から「ガリ傷を少し平滑にしてタッチアップP」で

まず断っておかないといけないのは、専門外ですし板金塗装工場様へ入れるのが最善の方法です。修理方法がBPでなくバンパーカバー交換であれば修理工場やディーラーさんでもOKですし。

お客様は大事(おおごと)にしたくない、少し目立たなくなれば良い(下部の方だし)等、残るは当店に相談し易かった(笑)そうです。

正確な当店の立ち位置を改めてご紹介します!

自動車ボディコーティング&磨き店です。
それらに伴うパーツなどの美観維持、リペア等の作業も行っております。
又、他店では補助メニューとして扱われるヘッドライトリペアではお陰様で県内及び周辺各地では知る人ぞ知る施工店として御周知をされています。

 

本題に戻りますが、それではどの程度擦ってしまったのでしょうか?

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黄丸、矢印部が損傷

黄丸の部はご覧の通り、そして矢印部は画像では判りづらいのですが横に走るプレスラインが前からタイヤ方向にかけて削れています。お客様はえらく傾斜の付いている坂?の様な所で展開したらしく擦ってしまったようです。

当店でボディコーティングを施工して、ボディ全体の状態は良く見えます(この時は)から何ともガッカリです。

状態からこのガリ傷とタッチアップPでは対応は難しいと判断させていただきました。
全体から見れば小面積かなと思いますが、タッチアップの筆塗りではどうでしょう?

突然の御来店から、他の御予約も入っていたので日を改めての作業をさせて頂きました。

短時間での作業、簡単BP

ある程度の作業計画をしておりましたが、短いお預かり時間、費用がかからない作業と考えると状況が難しい所でした。
そして、あまりにも時間が限られていたので作業途中の写真も飛び飛びですm(__)m

最初は軽く前廻りを洗車しての即乾燥後にマスキング。

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マスキングはPミスト付着防止の為Fガラスまで行っています。

更にジャッキで前廻りを持ち上げ作業性を、、、

早速研磨ですが、タッチアップではペイントしない方向で行きますのでサンダーで研磨してしまいます。当店ではヘッドライトリペアでの研磨で板金塗装屋さんと同様の物を揃えていますのでそれほど問題ではありません。
とは言え時間にも追われていて研磨中は写真を撮る余裕がなかったのでしょうね(汗)一枚も取っていませんm(__)m

ほぼ平滑に持っていきましたが最終はパテを入れています。
損傷して削れている部分を研磨するのに樹脂のケバを中途半端に取っているいるよりガッツリ削除してパテで修正という事です。


何度か手直しと微調整後プラサフ。ここから写真を(笑)

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最小範囲での修復を心がけています。超簡易作業ですので、、、、
今回なるべくプレスラインを利用してぼボカシてしまおうという計画。
本来ならバンパー外しの一本塗りか、全体の1/3程度塗りのボカシで目立たなくしたい所。

この後スプレーで色を吹いていきます。
プラサフの部分が小さめですが、足付けは大きめにしてあります。

またまた作業写真が抜けますが、

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塗装後のヒーター強制乾燥中、、、(時間の関係上待つ時間が勿体ない、汗)

塗装後の研磨~完成

 ここからは当店の得意としている所であって、塗装肌に艶が無い、ブツが入ろうが、肌が荒れていてもほぼ仕上がります。
とは言え、研磨作業時間も惜しいので可能な限り良い状態で塗ってあります。
本当はガンを使用したいのですが、本職ではありませんから少量の塗料を用意する事も出来ません。当初はタッチアップ修復予定でしたからね。

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最初は肌を整えます。ペーパー研磨から、、、

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何回かに分けて研磨中、、、

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研磨中、ここからあと一歩研磨していき塗装に違和感がない様に仕上げていきます。
蛍光灯の映り込み部で確認できますがもっと肌を整えていきます。

仕上がり時の写真がありませんm(__)m
何故なら作業終了後に洗車を行い、写真を撮ろうと思っていたらお客様が引き取りに来てしまったのです。
お客様に確認していただきタッチアップ補修のつもりでいたのに??
全然目立たなくなっているとOK!でした。

全作業中どれも一回では決まりません、小さい範囲を無理に修復しようと思うと返って難しい(苦笑)
時間と闘いながらもそれぞれの工程でやり直しを繰り返し、、、みたいな感じです。ヒーターでの強制乾燥が出来るので短時間で次の作業が出来るというのが強みですかね。

ペイント補修後にはコーティングの部分施工も行っております。

全体を撮ったものはこれ一枚です(汗)

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最後の「オチ」は⁉ 恐れていたことが・・・

バンパーの補修後に急いで洗車をしていると?
当然、コーティングの状態はどうだろう?と考えますよね。
状態とは濃色なので染みの付着は?排水性能は?

結果、状態は、

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バリバリの撥水です、弾いてるので、、、、安心できますね

違います!こちらの車両は親水タイプの施工車両です。

施工時の記事は ↓

s-detail.hatenablog.comお客様はご自身では手を出さない方です(失礼ですが年配の方)
以前も書いていますが、田舎の整備工場と何とかコーティングのGS、等がお客様の車両を預けている所です。

撥水や親水、疎水に滑水など排水性能にはタイプがありますがコーティングの性能の全てではありません。これをコーティングの補助機能として捉えていますが、撥水と親水を比較すると真逆ではありませんか。せっかく高い費用をかけ施工して数か月でこの状態ではどうなっているのでしょう?

この後、どうなったかは御想像におまかせします。
皆様もお気を付けください。