アクアのボディ磨きとボディガラスコーティングを承りました。こちらのお客様は当店へ3台目の御依頼です!!
入庫の経緯とお車の情報
以前2台の外国車を施工させていただきました。アクアを所有されていると聞いて御提案をさせて頂きました。
以前かけたコーティングは普段のお手入れ(洗車等)が楽で気に入っていただいたようです。
※御提案とはトヨタ車のコーティング、塗装には十分知り尽くしているからこその自信からです。
車両はまだ新しく一回目の車検をこれから迎えるという所です。初年度登録は平成29年で新車で購入されたそうです。新車時にはディーラーなどで勧められるコーティング施工はされなっかたという事でした。
ボディカラーは082=ライムホワイトパールクリスタルシャインとなります。
ただ、お客様は普段のお手入れはマメに行っていたそうで、大きなダメージを受けているという事は無さそうです。洗車は沢山行っていたそうです。
下準備と洗浄
研磨前に洗浄等の作業を行います。
今回の車両で気になったのはピッチタールの付着。日常の汚れは通常洗車で綺麗になりますが、マメに洗っていたとしても頑固な付着物などは落とせない場合もあります。
続いて鉄粉除去も行いましたが、付着は微々たるものでした。
もう一点気になる所はモール際(キワ)、パネル間際(キワ)の汚れや水垢です。
汚れを特殊洗浄剤により除去していきます。この作業はモール際やエンブレム廻りなどと可能な限り行います。汚れの程度や除去ポイントが多くなるとこの作業だけで丸一日かかる場合があります。
この様な作業を行うのは当たり前ですが、簡易施工店やGS等の作業ではありません。
研磨やコーティングの作業がメインの様に思われがちですが、下準備や洗浄も大変重要なポイントとなります。よく見かけるテレビCMの”スポンジの塗りこみ中パフォーマンス”を観て「お~凄い!」と思うかのか?、細かい所まで洗浄して全体の高水準クォリティを求めるのか?は、選択するお客様次第です。
塗装パネル研磨
マスキング後に研磨を開始します。
高年式車、お手入れ頻度、目立つ大きな傷無し、蛍光灯の映り込みを見るとこのままでも十分通用する事でしょう。
形よく言えば”塗面を整える”(笑)他店ではこの様な表現でしょうか?ですがチョッと抽象的具体性が無いのではないでしょうか?お預かり中に機械で磨いてしまえばお客様には伝わりにくい(どの様な作業をしたか?)
一番目に付くボンネットフードを見てみましょう。
塗色がパールホワイトなので写真も判りづらいですが、、、、
照明の映り込み廻りの傷が確認できます。
研磨を入れると、
深度のあるものは除去出来ませんが、可能な限り作業するとキズが随分減っていきます。
この様に全パネル、全塗面を仕上げていきます。注意する点は経年車や劣化ダメージが多い程上面のシミや傷の状態により残ってしまう傾向です。どんなものでも磨けばというのは正直あり得ません。
車両というのはお手入れしていて、人間のクセみたいなものが出ますがフードの平らな所を見て下さい。
洗車などをすると地から水平な部分で水滴が溜まりやすいのです。その為比較的多くの拭き取り回数を数えてしまいます。ですから傷が多かったり深くなってしまうのです。
トランク部にリアスポイラー装着車なども際(キワ)部が拭き取り傷が多い傾向となります。
※長年たくさんの車両をお預かり、拝見してきた経験から例としてのお話しです。あくまでも憶測等ですから決めつけている訳ではない。
因みに今回の研磨のメインは、
幸い重切削の場面はありませんでしたので、中研磨程度で仕上がりました。
他に目につく所でドアハンドルの傷が気になりました。
クルマを使用する上で必ず触る部分ですから通常使用傷でも傷が入りますよね。
↑ 研磨後に変化はあります。新品にはなりませんがスッキリしますね。
磨く作業が全終了すれば次はいよいよコーティング作業です。
ボディコーティング
研磨終了後マスキングを外してから脱脂作業です。
脱脂中の写真はありませんでしたが、この後コーティング作業となります。
ガラスコーティングの為、塗布後、拭き取り等多少シビアになります。
今回、記事内容が後戻りしますが、アクアのスピンドルグリル風のデザインには多少細かい作業と手間が掛かります。コーティング時もそうですが研磨時も画像の通り。
平面部はいいのですがFスポイラーとのつながり部などデザインが入り組んでいます。おまけに塗色は黒ですからね(汗) 出来る限り時間をかけ丁寧に作業します。フォグランプ部も面倒でしたよ。機械が入らない部分はハンドポリッシュで対応です。
以上、完成に向かいます。
完成とまとめ
まずは完成した所。
タイミング的に陽が陰ってしまったので、イメージが伝わりづらいかもしれません。
今回ホイールにもコーティング施工しました。
施工内容のまとめです。
①ボディ磨き(コースは設定していませんでしたが現状ミドルコース位)
②ボディコーティング エシュロンボディガラスコーティング
③アルミホイール専用ガラスコーティング
となります。
結果トータルでの美観アップ、塗装保護、これからのお手入れのし易さも期待が出来ます。
こちらのお客様は新車時から、汚れたら洗車を繰り返しマメにお手入れしていたのが功を奏したと思います。洗い方も大きな問題が無かったのか、シミ等の付着も少ないという状態。当店での仕上がりにも十分有利に働いたと思います。
御利用有難う御座いました!!