茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

マツダ CX-5 新車ボディコーティング

ボディコーティング新車施工になります、早期御予約を入れていただき有難う御座いました。

マツダ CX-5

実にCX-5は当店での施工例が多いですね、未紹介車両も含めると相当数を数えます。車両の特徴、特に外観では樹脂未塗装部が減り、同色塗装仕様になっています。マツダさん曰く「外装全体をボディカラーとすることで・・・」上質感あるExteriorデザインと謳っています。リフレクション効果も謳っていますので、写真をやっている方などはその感覚や意図が判り易いかもしれません。グレード(タイプ)のExclusive Modeは「都市型SUVの、上質さと質感にこだわり抜いたモデル」というキャッチコピー、当店では初入庫ですね。

マツダ CX-5 Exclusive Mode

 

車両情報

早期御予約、そして納車までの適時、適度な御連絡、御協力を有難う御座いました。お陰さまで御入庫にもスムーズだったと思います。

ただ残念な事にディーラーでの納車から雨天に当たってしまいました。御予定してからの天候ばかりは仕方ありません。
車両は冒頭で書いた通りExclusive Mode、ボディカラーはジェットブラックマイカ【41W】になります。納車までは凡そ3ヵ月位だった様です。

マツダ CX-5 Exclusive Mode ジェットブラックマイカ

入庫時、下地処理

先に述べたように雨天時の納車になってしまい、外装は汚れてしまいました。

雨天時の入庫

雨天時の入庫

下廻り洗浄と細部に入り込んだ汚れを除去していきます。

下廻り洗浄

外板、特に塗面は優しいFoamで包み込むように、

特殊洗浄剤による塗面洗浄

特殊洗浄剤による塗面洗浄

一般的な発砲的な泡々と違うのは、様態としてはそんなに膨らみません、ミクロ(micro=マイクロ)のFoamと思っていただければと思います。これは洗浄剤の密着で除去を行っています。ほとんど擦る事もなく、どちらかというと撫でる様なアクションを行えば良いのです。汚れを擦って落とす訳ではない、その為に摩擦傷を入れる確率を下げる事が出来ます。

これは贅沢な洗浄になります。洗浄剤だけでもそれなりの費用になります。
簡単に説明を入れると、通常の多くの説明では良く汚れが落ちる、界面活性剤、などとなりますが、そんな当たり前の説明は良しとして、どこまで安全、心配事は無いのか?
こういう所に目を向けて欲しいのですが、コレは防錆剤配合という所。
水分が車体の隅々まで廻ります、その際、良く濯ぎをしたとしても、微量の残留等もある為、使用しても錆びを防止します。この効果を実体感できる事は無いとしても、訳の分からないメーカーや怪しい物は使用しません。
市販のボトルのオシャレデザインを好んで使用される方、見掛け倒し、良いと思い込み、高かったからと思い込むしかない、心理的から来る使用感UP!経済が回るの(物が売れる)を促進しているかもしれません。毒舌、または棘がある言い方だったでしょうか?
因みにつまらない簡易コーティング等も除去してしまいます。つまらないというのは?日本ではコーティングというと何でも一括りにしてしまっているようですが、御自身で使用している何とかミストでもコーティングとなっているようです。実際にお客様と話をしていると、「かけているコーティングは・・・」と多く言われます。
例えば違った視点からヘッドライトリペア、お客様はあまりにもヘッドライトしか頭にない事により、車両を持ち込まれます。そんな時でもリペア最中時にはこの強力な洗浄剤を使用します(ある意味お構いなしです)。最低でもフロント廻り、中途半端になってしまう場合は全体に使用。当然何とかミストや簡易コーティングに当てはまるものは除去されてしまいます。
話を戻しますが、この除去剤使用は塗面上に何も無い状態を作ってくれます。

塗装面が素の状態=完全な脱脂

当然コーティング塗布直前の準備が整う訳です。それでも、状況に不足がある場合は、別の脱脂作業を行います(付け加えます)。一般的に界面活性剤などが悪さをする場合があります。コーティング種によりシビアな相性等もありますので、念には念を入れるのは言うまでもない事です。ここまで来るといつも言っておりますが、コーティング前の塗面はキレっキレっ!引っ掛かりの滑らない塗面になります。コーティング種にもよりますが塗布剤云々ではなくスポンジは滑りが悪く、施工には不便を感じる事も多々あります。返ってこの不便な感じは脱脂をされていると確認出来るのですね。
※コーティング剤の市販品レビューで伸びがある、塗りやすい、ではなく塗布面の管理に視点、目を向けるべきです。

これらの使用(洗浄剤)は通常のお手入れ洗車でも有効な手段になります。
ダメな例は、何とかミストや簡易コーティングを頻繁に普段使用している方は付着していた、または蓄積された汚れとそのコーティングの混在された仕様になっていきます。その最終形が”塗面上のミルフィーユ状態”となるのです。
下の画像は別の車両の例です。

塗面のミルフィーユ状態=蓄積された汚れ、油脂分、コーティングの重ね塗りの混在等々・・・

そうならない為にも、汚れは一旦、全部落とす。そして新たなものを塗るか、クリーンな状態をキープ。また、耐久性のある、いわゆる硬化型コーティング施工車であれば、洗車の度に強洗浄力で可能な限り落とせば汚れを蓄積されないという理屈になります。
※当店施工では出来る限りメンテナンスクリーナー*1をお渡しと使用を推奨しています。これは”出来る限り汚れを溜めないで欲しい”という共通の考えからです。そして、勘違いを起こさないでいただきたいのですが、クリーナー一つで全て完璧ではありません。お手入れ手段の選択肢の一つのアイテムです。

さて、無駄に長い話を一つ挟んでしまいました。洗浄剤(シャンプー)一つで、まだまだ突っ込んだ話が出来ますが本題へ戻ります。

研磨作業(一部)

各種洗浄後に塗面のチェックをすると、修正箇所があります。強力な洗浄力でも除去不可という事です。新車でもそれだけ不具合があるのです。

深度のあるシミ、不明な付着物等

深度のあるシミ

深度のあるシミ

お客様には申し訳ありませんが、この販社は要注意の為に何があっても驚きはしません。過去にディラー×お客様に対してのトラブル案件を丸投げされた事もあります(トラブル修正費用をお客様に立て替えさせて、修正依頼はお客様→当店)。結局のところお客様もディーラーへの信用度が無くなり、車両チェック、保守は当店へと御指名もありました。

当該車両の話に戻りますが、納車日と販社到着日の関係による事が原因かもしれません(工場→販社→納車に一か月程度は費やしているので、その管理に問題がある)。
また、どのメーカー、販社にも言えるがどれだけ品質に気を付けているかも大きく関係します。当店入庫ではいつもトラブルが多い販社などはもうお決まり事になり、他のお客様も大いに気にするべきかと思います。

一時(春季)の花粉付着、浸透時期に比較すればまだ良いとは言い切れないところです。納車の品質に疑問感じるのはいつも通り。メーカー(今回のMAZDA)サイドは塗装品質にはサイトで発信しています(結構詳しく)。これは素直に良くやっているし、それには自信があるから堂々と発信出来る事です。しかしながらお客様に渡る段階では全くの別物というのは意味が判りません。整理するとどんなに良い製品(車両)を作っても、売り手(実際の販社)によりその品質が維持出来ているのかというところですね。看板の下(もと)売るのならば、一貫した品質維持に努める事でしょう。私がズバリ書いてしまうのは、以前の職場(販社)では施工品質に拘ったところがあったからです。

それでは、研磨作業について、

フードの研磨作業

不具合箇所の例

フード全体はこの様な感じ、

研磨作業

研磨後

フード全体を無理なく研磨、最低限で終了、

フード全体を研磨

ボディコーティング

ボディコーティングは塗布反応中、

コーティング剤の反応中

拭き上げ仕上げ中

拭き上げ仕上げ中

 

完成

完成です、納車時が雨で状態が良く確認できなかったのですが、出来上がった車両は新車時の”ジェットブラックマイカ”の本来の姿と捉えるべきでしょう。
車両移動時に屋外で確認と写真を撮らせていただきました。

ボディコーティング完成

ボディコーティング完成

ボディコーティング完成

お客様には早期御予約、納車時期の進捗ご連絡、そして施工の御理解と御協力を大変有難う御座いました!
※数か月前から御予約を頂くと、施工後終了すると一つのプロジェクトが終わったという安堵感を感じます(施工者談)

 

記事中に一部長文になりましたが、簡単な御紹介で済ませる事も可能です。何が言いたいのかというと、簡易的な紹介で納得してしまう方は、当店でなくても何処で施工しても同じです。車両購入時に、または街の洗車屋、簡易施工業者、お住まいから近くのお店も便利ですね。当店では施工に際して常識ある見識,、御理解度の高い方に御協力の下御利用されています。

 

s-detail.hatenablog.com

 

s-detail.hatenablog.com

 

 

*1:使用方法などは完成お渡し時に御説明差し上げています、使用頻度は毎回の洗車時ではありません