茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

ホンダ ヴェゼル 新車施工ボディ研磨コーティング

新車のホンダヴェゼルは早期納車、納車日確定時に御予約。新車といえどボディ状態を鑑みて塗面研磨からの御依頼です。

ホンダヴェゼル

工場出荷目処、e:HEV:は半年以上~でタイミングやタイプ、カラーなどその他諸条件により一年などと言われる場合があります。お客様が御契約された時には一年程度?曖昧な納期目処を言い渡されたそうです・・・・ところが二か月も待たずに納車(笑)
いつも言っておりますが、当店のお客様(コーティングも購入同時に考えている方)は、何故か納期が早いのです。例えば私に各方面に多少の力があったとしても、何も操作は出来ません。計画性があるお客様の普段の行いが良いと考えます(個人の勝手な見解です)。
ディラーからの納車日決定連絡があり次第、お客様は直に御来店、御相談を頂きました。

 

車両情報と御依頼内容

少しだけお待ちになった新車となります。
e:HEV車でボディカラーは”クリスタルブラック・パール”〈NH-731P 〉になります。

ご入庫時、ホンダ ヴェゼル新車

ソリッドに近い様なブラックカラーです。また、お手入れは大変、維持大変、塗膜硬度柔らかめ、非常にデリケートな要素がたっぷりの・・・言い方を変えればあまり神経質になると精神的に宜しくないので、ある意味割り切りも大事です。
とは言いつつも新車時でこれから新たに乗り出す所です。あからさまに不具合が目立つ様でも気なるし、何の為に新車を買ったのか判らなくなってしまう場合も考えられます。
その為に今回は新車時でも研磨を入れます。他社新車で僅かな修正研磨の場合はサービス施工です。今回の特にホンダ車の濃色系は別途料金が発生します。理由は通常より研磨箇所、不具合箇所が多いからです→単純に書かせてもらいました(判りやすく)、ですから時間を要します=料金もそれに見合った分を頂きます(発生してしまいます)

ボディ研磨→イメージはライトコース(最低限の料金です、可能な限り費用を抑えます)

ボディコーティング→通常通り

この様な施工予定になります。
また、ホンダ車の新車施工の下地研磨、その選択肢、ご注文による詳細などの御案内は最後に書かせていただきます。

状態と各種洗浄

最初の段階の各種洗浄前から、色々あるものです。
当日は今にも雨が降りそうな曇り空。丁寧に洗っての納車だった様です。
お客様が乗りつけて置いた状態から、

異物?

異物?

何かしらはあるようです、何かは確認できませんが挟まっているようです。
一旦、当店での洗浄を行います、途中、終了後に異常があれば修正、再洗浄など処理を行います。

そして、

模様入りNH-731P  

模様入りNH-731P

環状模様入りタイプのクリスタルブラック・パールになります。OPカラー割増し料金かもしれません→施工店で研磨料金を後から取られます(冗談がきついかもしれませんが)
見えているか?見えていないか?気が付かないか?これは普通と考えている場合もあります。
因みに私がいたトヨタ売店では、これを見逃さずというのは当然でした。但し、その所属していた販売店以外や少々部署が違ったり、流れが違えば、、、ここではハッキリと申し上げられません(事情などはオフレコで店頭では御説明)
当然ですよね、私たちは一般的にトヨタ(販社)と呼ばれる所でも、研磨などの講師などは国内、海外でも著名な先生も来られていましたから。ケミカルメーカーをはじめ各方面をも巻き込んで質の高い技術と品質を・・・となると、これを(上の様な状態)などでは研磨前、コーティング前のお話となってしまうのです。

その他、修正するような場所を何枚か写真で拾いました。

怪しく反射から発光する箇所

擦られた感じ強し

磨いたんだろうな~ パワープレイ

全体の修正研磨は有効な手段と必要性を感じます(個人的感想、ご注文方法は強制ではありませんし、よくご検討を頂きたいと思います)

全体の状態からは、やはり大方の予想通り作業量は多くなりそうです。

研磨作業

ご注文の受け方、作業内容の括りでは全体の研磨という事になります、しかし、必要以上に研磨をする必要もありません。強修正はいわゆるスポット研磨、何も必要のない部分は可能な限り触る事もありません。
それでは修正の箇所の例を、(ほんの一部です、実際にはあちらこちらに・・・)
推測すると、研磨の様な事を行ったのでしょう?
その痕跡です(様なと書くのは完結していないからです)

フロントフェンダー上部の研磨痕

色々な例え(表現方法)がありますが、一つですが思い付きの勝手な、架空の例えを作ってみます。
一般の方が磨きをやって見たくてネット等で市販ポリッシャーを買ったとします。
ネット上ではプロが使用するものやCHN製の多国籍ブランドものと誰でも買えます。で、何かしら不具合や気なる部位があって該当場所を一回~数回程度磨いてみると↑のようになります。それで、終わってしまった感じです。
これは前出したプロ機材でも無名機械でも、さほど変わらないでしょう。
①使い方と磨き方の理論や知識が無ければ何の用も足さないとなります。

ここで選択肢、枝分かれ的例えを考えれば、
②磨き方の理論や知識を十分持っていてPROやその者と同等な方であるとしましょう→それは手抜き、省略作業となります。これでは駄目だと知っていながらこれで終了という感じです。

架空の例え話しですが、そのレベルの状態なのです、それがお客様が買った車両なのです。
それじゃぁ~これを直す、修正するのには?となりますが、滅茶苦茶な状態でなければ大概は後一手間、二手間を加えるのです。
もし上の②の方が実際にいらっしゃれば、本来はこの後の作業を行うはずです。
もし①の方が実際にいらっしゃれば、これで十分だろう、できたと思っている勘違いや思い込み、この後の作業方法が判らない、状態の見方が判らない、見えないなどでしょうか?

深くえぐられている様な研磨痕などは、それらは最初から仕切り直します。
※理論上は研磨とは傷を消すために傷を付けているとなります。塗装は正しく塗られていれば手を入れない塗ったそのままが一番美しい。

いつも言いますが限られた塗膜を弄れば少なくなってきます。やらなくてよい研磨は必要がありません。厳密に言えば修正も少なからず余分な研磨量は発生するでしょう、最低限の作業量で塗装に優しくは言うまでもありません。

一部修正の例です、

研磨前

研磨前

↑ 研磨前写真2枚
↓ 研磨中の仕上げの最中(段階を踏んでいますから、この時は仕上げているところ)

研磨中

 

研磨後

↑ 仕上げ後、デリケートな塗装性質なので、仕上げの頃はトルクをかけるのではなく、偏芯の惰性みたいなもので撫でる感じ。

次はボンネット、

冴えない表情、研磨前

正面の映り込みがハッキリしません。
もう少し寄ってみて周囲を確認すれば、

研磨痕

ヘッドライトとラジエターグリル近くには研磨痕もありました。

研磨後

見る角度は違いますが全体を仕上げるとこのような状態へ。
次はピラー、

ピラーの状態 研磨前

研磨後

可能な限り良い状態へ、近くに寄っての確認でもほぼ変な反射もなくなって見えます。

ボディ全体はすべての面で悪い所を修正をしていきます。御紹介した部分は特に悪い、手を加えられている、雑に扱われて目立つ部分ですね。先にも述べましたが触らず、又は整える程度の箇所とありますので要所と全体のバランス。

もう一点、お客様が乗られてきて(納車~直行入庫)、僅かな距離ですが乗降時にステップ部には既に足を引っかけられたようでした。

ステップの傷

サイドスカート上部になるのかな?
一部手前に見えるのは三脚、コンパクト&フレキシブルなものも必要になる場合もあります。

研磨中

この部位は傷を付けやすい個所ですね、お気を付けください。

ボディコーティング

研磨終了後はこんな感じ、

研磨終了

まだ微細な調整が残っていた為、一部マーキングあり。
それと作業中には元々無駄にマスキングテープを貼ってはいません。

無駄とは?
マスキングテープの使用量などの意味・・・・・・ではありません。
それよりも糊成分の影響を最大限無くすこと、最大限少なく抑える事が大事になります。それは言わなくても判る通り、車両の保護は前提です。しかし、他にも影響を与えないかと目を凝らしたりするものです。

糊成分(何種類かある)は残留すると、浸透しやすい素材には悪影響が出ます。しっかり除去できていれば良いのですが、除去以前の貼らなくて良いのであれば、そのリスクは少なくすることが出来ます。一般的に経験や修行等をしていれば当たり前の事なんです。

マスキングテープを必要以上に貼るのはパフォーマンスです。
ここで言うパフォーマンスとは?

人目を引こうとする行為→すごいんだよ~、磨いているんだよ~等のお客様へのアピール

私が車を預けたとしたら、ベタベタ(ペタペタ)とそんなに貼られたらと思うとゾッとします。
世の中のマスキングテープってあまり目立つ存在ではないかもしれません。おそらくそれらを宣伝する位マスキングテープを貼る業者も見られます。テープメーカーも喜んでくれる位ですが、変な業者がやっても意味はなく、塗装屋さんの見切りバッチリの方が絵になる事でしょう(様になるという言葉も当てはまりますね)

何故か話が逸れるいつもの展開、
本題へ戻りますが、

脱脂作業を行いコーティング作業へ移ります。

ボディコーティング前

施工中は、

ボディコーティング施工中

ボディコーティング施工中

という訳で何も言う事はありません。

しかし今回は注意喚起をちょっとだけ、
ボディコーティングに凄いものを求めていたり、何かイメージを過大に持っていたりする方、特にYouTubeで色々見ていたりして鵜呑みにしている方はお気を付けください。
全部とは言いません、控えめに言って一部違っていたり、夢の中にいる方も居られます。現実を見ましょう!求めているところが違う方もいたり、その様な根拠のない発信をしている方も居られます。
ここでは(何が?どういうのが?と)ハッキリと申しませんが。

完成

完成です、
通常の新車施工よりも日程を多くいただきました。
ボディコーティングへ辿り着くまでには他のメーカーよりもかかってしまいます。稀に修正が無く比較的スムーズに進む場合もあります。経験からそれは宝くじを当てる位の確率かもしれません(統計は取っていません、稀の車両は覚えていない位ですからね)

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

ボディ研磨コーティング完成

最後に御依頼は選択法になります。

①新車で納車、通常の新車施工→ボディコーティング施工
お客様も御理解の上ほぼ修正しません

②新車で納車、不具合などの数ポイント個所はサービス修正→ボディコーティング施工
他メーカー車と同等のサービス施工、あまりにも目立つ箇所修正になります。

③新車で納車、不具合前提、全体を整える全面研磨→ボディコーティング施工
最初から研磨とセットでの御注文、預かり期間も通常より多く。施工料金、費用もかかります。

あくまでも、コース的分別すると3パターンになります。
但し、その線引きは難しく①と②、①でも施工者が気になれば見逃すことはないでしょう(結局は修正するはず)。②の数ポイントは箇所はサービスとありますが、具体的に何か所まで?となってしまいます(笑)
要するにホンダ車は修正、不具合が他のメーカーより比較的多いですよ。それも手間と困難、しっかり修正したい方は③の研磨コースへ、又は今回のお客様の様に選択される場合もあり得るという事です。
お客様には選択肢があります、当然③であれば有料です。

車両購入契約時からの御相談、お見積り時、御案内となりますので宜しくお願い致します。

人により基準が違ったり、好みや、考えなどがあります。
ただあまり神経質になる事と、神経質に求められると、応じる事が出来ない場合があります。
思っていた、想像していた、思い描いていた、などの相違や、見識の違いから後々のクレーム等はお受けしておりませんのでご了承をお願い致します。