茨城県カーコーティング店 s-detail’s blog

茨城県 自動車ボディコーティング、ボディ磨き、車両美観の施工例

ホンダ シビックe:HEV 新車プレミアムコース 後編

ボディコーティングにはプレミアムコースインテリアにはレザーコースとフルコースにて施工させていただきました。新車の施工になります。

ホンダ シビックe:HEV

こちらの記事は施工車両シビックe:HEVのボディコーティング~の内容で後編になります。前編もありますので是非お読みください。

s-detail.hatenablog.com

ボディコーティング

ここからはボディコーティングになります。まずは通常の外板パネルへの作業です。

修正した箇所

修正したシミや微細な傷跡も確認しながらですね。

ボディコーティング塗布拭き上げ

ボディコーティング作業

いい感じです(感覚的感想ですが塗装面を見ている環境から)。

プレミアムコース

つづいてプレミアムコースの作業へ、

スプレーガン塗布によるコーティング保護

プレミアムコースについては簡単に記しておきます。
外板以外の各ドアを開けた個所、この車両の場合は4枚ドア、ヒンジ部やステップなどから一周を見て塗装がされている箇所で手が入る箇所となります。その他エンジンルーム廻り、トランクやバックドア(リアゲート)などの内側等へもコーティングされます。

ドア開口部へのコーティング保護

メリットしては洗車時に水分の除去、拭き取りが軽減される、その為時短、水垢、シミ付着防止効果、などとなります。手入れ時の手抜き効果を得る為ではありませんので、NO wipeを推奨している訳ではありません。

塗布方法にはスプレーガンをメインに手塗りと併用します。

一段階上の保護方法コーティングコースになります。新車時にはお勧めのコーティング方法になります、興味のある方や他のお客様も御検討を宜しくお願い致します。

因みに過去施工車のお客様からは良い感想やお言葉を頂戴しております。私的には自家用車両の二年~使用経過から洗車時水切り時には大変時短や水分残留によるシミ軽減などとメリットのみを感じています。更にお客様のお手入れ環境にエアブロー(エアツールコンプレッサーやハンディブロワー)が出来る環境であれば更に時短などの効果を感じる事でしょう。

 

レザーコーティング

車両のシートの構成はプライムスムース×ウルトラスエード®の素材となります。プライムスムース部に施工させていただきました。異素材ブロック(塗る所、塗らない所の区別やマスキング)での施工となりますので少々手間がかかります。しかし、コーティング剤の使用量に於いては全面施工と比較すれば半分程度?かもしれませんので見積もり価格にはそれらを反映する事になります(比較的高額です、必ず見積りが必要)。
作業の進行としましては、

内装全般エアブロー

レザーコーティング施工 ブラッシング

レザーコーティング フロントシート

ヘッドレストも取り外し、コーティング施工していきます。

レザー部とスェード部の塗り分け

特にステッチ部や切り替えし部の凸凹にも気を付けます。コーティング塗布の正確性も求められます。

そして完成です、一定の乾燥時間も必要としますのでお預かり期間ににも余裕を持ったスケジュールを組ませていただきます。

作業後のビニールカバー保護

完成

作業量は多く、不具合や修正には多様な場面がありました。些細な部分、これらを直していくと全体のクォリティは上がります、、、、が、やっと新車の仕上がりになったという事です。新車なんだから当たり前という概念なんですが・・・お客様に納車される時点で、その新車相応の状態になっていない事が多いのが実情です。
この車両の塗色には大変驚きと感心をしましたが、終了後には更に素晴らしい表情を見せてくれています。

ボディコーティング プレミアムコース施工完成

ボディコーティング プレミアムコース施工完成

ボディコーティング プレミアムコース施工完成

ボディコーティング プレミアムコース施工完成

ボディコーティング プレミアムコース施工完成

今回フルコースと書きましたが、肝心のアルミホイールコーティングは社外ホイールへの交換装着も検討されているという事で次の機会となりました。ボディコーティングを御利用されましたので、後からでもお持ち込みくだされば割引等で対応を致しますのでその際には是非お願い致します。
お客様は全体、トータルでの保護等を考慮され御依頼となりました。御理解と御協力、そして御利用を有難う御座いました。

まとめ

今回はホンダ車という事で下地調整が別途必要でした。但し研磨Onlyで全部を無用に磨くのではない、それぞれの症状などにより特殊な洗浄剤を用いたりして、塗装にストレスを掛けない事が重要です。判り易く言えば洗浄剤などでは塗膜減少はありませんよね(この意味が重要です、手間はかかりますけどね)。
研磨に対して補足をすると、この車両で全ての面(パネル)を磨く事は無いというのはお判りになったと思います。ですが磨く場面では塗装を見るという行為が発生します。これにもその方法があります。ここで解説しようと途中まで書きましたが、これには文面割愛致します。別のまとめ記事を編集中です、気長に待っていただけると有難いです。


他に気が付いたことがあります。これは製品上の仕様または特徴となりますのでコーティングなどには直結した影響はない事です。
まず、車両をお預かりしてのアレコレと作業をしている最中、プレミアムコースの為にドアの開閉洗浄脱脂は頻繁に、そこで気が付いたのが、カラーの差異。

内板、外板

赤線で分けての色の差が大きい。
簡単に言うと車両には外板塗装、内板塗装(自補修の観点で言えば調色方法も違う)とあるがステップやピラーなどの質感が違い過ぎる。通常エンジンルームなどは思いっきり内板色ですが、ホンダさんの各ドアを開けた所は他のメーカーさんとは微妙に違います。

そして、外板の塗色(B625M)は素晴らしいと私的に書いておりますが、チョッと特徴がありまして、その様子は写真でも伺う事が出来ます。

外板色の特徴

外板色の特徴

フューエルトリッド、バンパーカバー、リアゲート上部の差異が大きいようです。他のメーカー車種でも少なからずあるのですが、カラーが独特の為にその特徴が目立ってしまうのです。また、同型車両のtype-Rも複数台施工歴がありますが塗色が違っても同様でした。これに対して文句を言う方は居られないかとは思いますが、目に見える感じ方や特徴として書かせていただきました。
更に最初は納車までの扱い方に「何だよこれは~」的に作業をしていたのですが、こういう部分に製品特徴が感じられました。

F廻りの作業中

良く見ればラジエターグリルには細かい傷があり、手直ししなくちゃってなります。

拭き傷、扱い方は??

その際に気になったのが質感です。

肌の質感

せめてグリル全体が同じ質感であれば良いなと個人的に思う所です。
ホンダ車の独特の特徴はありますが、いずれにせよこの美しいボディカラーを維持して頂くのにはお客様にお手入れを欠かさずお願いしたい所です。
参考までにシビックのバリエーションタイプにはノーマルタイプ(ハイブリット、ガソリン)とtype-Rで同じブルー系ありますね。一般的な理論的な話ですが「プレミアムクリスタルブルーメタリック」は3Cでtype-Rの「レーシングブルーP」は2P、即ち3コートの方が塗膜は厚くなります。パールの仕組みが違う、コート数が単純に多いからで、些細な事ですし通常は何も影響はありません(その塗色を出すコートですから)。誤情報や思い込みの強い方がいらっしゃるのはよくある話です。因みに当店に入庫したtype-Rにつきましては塗装状態は欠陥かと思うような事例が生じていますし、特段何か良い場面があったかというと、残念な結果しかありませんでした。
※個別車両モデル別に特別な理由や仕様で塗装方法仕様を変更などがあればそれは別の理由です。通常当店での計測時はその様な特別事由があればお客様にお知らせする場合もあります(特に何も影響はありませんが、参考情報はお客様も無駄にはならないと思います)。

最後に見る角度、光量で違った表情を見せる「プレミアムクリスタルブルーメタリック」をどうぞ。

ホンダ シビックe:HEV プレミアムクリスタルブルーメタリック